【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 3月28日 元気な会社 サイトを抜本改良し、国内BtoC開拓 2831-4328
平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。
この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。
日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。
紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。
【 注 】
日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。
■【小説風 傘寿の日記】
私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。
私の事業を引き継いでくれた竹根好助ですが、その部下が時々自分の顧問先や元気な会社に私を招待してくれます。私が企業で、何を観て、何を話すか、私の半世紀のコンサルタント経験を盗み取り、コンサルタントとして、それを顧問先に活かしたいという考えのようです。
竹根の部下が紹介してくれた企業は、東京にあるため訪問してインタビューと社内見学をさせていただきました。
◆【成功企業・元気な会社・頑張る社長】 サイトを抜本改良し、国内BtoC開拓 2831-4328
コロナ禍に伴い、強みを発揮してきた分野の市場が縮小し、まったく新しい分野や従来は弱かった分野に活路を見出そうと取り組む企業が増えている。化粧品や健康補助食品(サプリメント)のOEM(相手先ブランドによる生産)事業を主力に、世界18カ国でビジネスを展開してきたS社(奈良県)も、そのうちの1社だ。
現社長であるYさんの父が創業したのは1969年。国内の協力工場に生産を委託し、「日本の素材と技術を世界に提供する」を旗印に、BtoB(企業向けビジネス)事業に強みを発揮してきた。輸出先は台湾、韓国、シンガポール、タイ、香港、米国、英国、フランスなどが主力で、現在も売り上げの7割を海外向けが占める。海外での展示会にも積極的に出展し、7年前までは中東諸国の企業にもOEM供給していた。
ところがここ数年、海外の同業他社が低価格攻勢をかけるなどして、一部商品の取引先を奪われた。一時は4億円を超えていた年間売上高も3億円台まで落ちこんだ。さらに、国際物流分野で世界的なコンテナ不足による海上輸送費の高騰に陥った。競争環境は激変しており、今後も海外向けOEMビジネスはますます苦しくなることが予想されている。
こうした事態に対しYさんは、2004年に設立した別会社のネットショッピングサイトに目を向けた。「サイトを抜本的に改良すれば、国内のBtoC(消費者向けビジネス)市場を掘り起こせるのではないか」と考えたのである。ただBtoC分野はノウハウがないため、手始めに大阪市の中小企業支援施設を訪問。そこで中小機構が提供する「EC活用支援アドバイス」という支援メニューを紹介された。
2021年夏にこの支援メニューを活用して、EC(電子商取引)の専門家に自社サイトを見てもらった。すると「正直言ってショッピングサイトには見えにくい」などと親身にアドバイスを受けた。その上で、ランディング(集客)ページの作り方から、ブランディングの仕方、価格戦略、商品の定期購入機能の設定、キャンペーンの組み方、リピート客の追い方、さらにはメールマガジンの書き方まで、事細かな助言を受けた。
「ここまで親身になって教えてくれるとは考えていなかった」とYさんは振り返る。専門家に何度も相談し、全面的に刷新したショッピングサイトをオープンする計画だ。サイト刷新後は国内BtoC事業で、初年度3000万円の売上高を目指しており、さらに無添加食品シリーズの販売も含めて3年後は1億円の売上高を目論んでいる。
一方、主力事業であるS社のOEM事業も強化する方針だ。コロナ禍によって過去2年間、海外展示会などに出展できなかった影響もあり、現状の取引先は20社弱。新規取引先は微増にとどまっている。今後は国内外で毎年4つ以上の展示会に積極的に出展し、3年間でOEM供給先を約40社増やす考えだ。これにより年間1億円以上の売上高上乗せを目指している。
出典: e-中小企業ネットマガジン
■【今日は何の日】
当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。
この欄では、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930
■【今日は何の日】 3月29日 ■ まりも記念日 ■ ロイヤル・アルバート・ホール開場 一年365日、毎日が何かの日
■【経営コンサルタントの独り言】
その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。
◆ 龍安寺のつくばいに学ぶ 328
龍安寺(りょうあんじ)といいますと「石庭」に結びつく人が大半ではないでしょうか。
ところが、意外と竜安寺の庭園や池についてはご存じない方が多いようです。
その一つが、徳川光圀の寄進といわれるつくばいがあります。
つくばいとは、ご存知の方も多いと思いますが、日本庭園といいますか、茶庭(露地ともいいます)には不可欠です。
茶室に入る前に、手を清めますが、そのための背の低い手水鉢のことです。
龍安寺のつくばいの上面に「吾唯足知(われただたるをしる)」と刻まれています。
中央に四角い水穴があり、そこから水が吹き出てきます。
この四角形を「□」と見立てて、周囲の四文字とくっつけて読みます。
たとえば上位には、漢字の「五」と読める文字があります。これと中央の「□」と合わせますと「吾」という文字になります。
同様に、他の文字もそれに合わせますと、「吾唯足知」という四つの漢字になるのです。
吾唯足知というのは、釈迦が説いた言葉です。
知足の者は
貧しといえども富めり
不知足の者は
富めりといえども貧し
「知足」とは、「みずからの分(ぶん)をわきまえて、それ以上のものを求めないこと(kotobank)」という意味です。
分相応のところで満足するという教えです。
吾唯足知は、知足の心を図案化したもので、仏教の真髄といわれていますし、これが茶道の精神に繋がっているのだそうです。
吾唯足知は、豊かな人というのは、多くを求めすぎない人で、富や名声のある人には貧しい人もいるということを教えてくれているのかもしれません。
一般的には、仏教の本来の意味からは少々外れて「贅沢を求めず、現状あるもので充分たりていることを知りなさい」というような意味で使われているようです。
■【老いぼれコンサルタントのブログ】
ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。
明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17
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