【経営コンサルタントへの道】 3. 有能な経営コンサルタントが持っている資質 2.お節介焼き精神
私は1970年代から半世紀にわたり、「経営コンサルタントとはお節介焼き」「当たり前のことが当たり前にできる企業作り」「現場を重視」「管理とは温かいもの」をモットーとして経営コンサルタントという職業に就いてきました。
経営コンサルタントになってから、いろいろな人から「なぜ経営コンサルタントになったの?」「経営コンサルタントになるにはどうするの」あるいはすでに経営コンサルタントになっている人からは「経営コンサルタントとして成功するこつは」などと聞かれてきました。
経営コンサルタントを目指す人の大半が、世の中に漂う“常識”的な方向定めと方法で準備を開始しています。しかし、経営コンサルタントへの道は厳しいですが、成功法による近道もあります。
経営コンサルタントを目指す人が一度は辿るこの道に、正しい回答になるかどうか、お役に立つかどうかはわかりませんが、独断と偏見をお許しいただき、以下のようにまとめてみました。ご参考にされ、皆様の自己責任でもって判断し、行動して下さい。
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■ 3. 有能な経営コンサルタントが持っている資質
前述のように、一口に経営コンサルタントといってもいろいろなタイプがあります。この種の人が経営コンサルタントに適していると言うことは断定できませんが、業務をこなすためには、最大公約数的に共通する資質というものがありそうです。
もし、これらの資質の多くを持ち合わせていないと自覚できるようでしたら、きつい言い方ですが、経営コンサルタントになることは慎重に考えた方がよいでしょう。経営コンサルタント資格修得をしただけでは、有能な経営コンサルタントとは言えません。
しかし、私自身が経営コンサルタントになる前は、これらの条件をあまり満たしていませんでした。ですから、この要件を満たさないからと言って、即諦めるのも如何かと存じます。
1.人間性
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お節介焼き精神 |
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多くの人は自分の収入を高めたり、出世したりすることに努力します。
自分がお金持ちになることより、人様の会社に儲けていただくことが、経営コンサルタントとしての役割のひとつです。
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顧問先の発展を通して社会に貢献することに喜びを感じる仕事なのです。
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多くの方が、コンサルタントとは、経営に関する、いろいろなことを「教える」、経営のあり方について「指導する」仕事と考えています。
経営コンサルタントというのは、相手(クライアント)の経営、換言すると相手のお金儲け(それは結果としてのことですが)のために、知恵を出したり、多くのエネルギーを投入したりして、相手(クライアント)と共に働く職業です。
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自分の懐のことだけを考えているのでしたら、経営コンサルタントにならないで、自分で事業をするなど経営者になればよいのです。
人に知恵を授けるほどの知識や経験をお持ちのはずですので、自分で事業をやれば、さぞかしうまくいくでしょう。
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人様の役に立とうというお節介な気持ちがなければ、自分の仕事に情熱が持てないでしょう。
「情けは人のためならず」と言いますが、人様に協力した結果が良ければ評価され、他の顧客を紹介してくれます。その結果、仕事を通して自分自身の能力を磨くことができるのです。
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経営コンサルタントのお節介焼き精神は、お節介を押しつけるのではなく、「相手のため」にすることが、「自分のため」にするという「お節介」なのです。
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