kenharuの日記

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究極の黒ニンニク

2013-06-19 | 食べ物
黒ニンニクの普及が広がっている。
わが町内のスーパーにも、定番商品として棚に置かれるようになった。
しかし、生ニンニクの3倍近い値段がつけられていて、まだ高価である。
古い炊飯器さえあれば誰でも簡単に作れるので、ボクの知っている範囲だけでも、既に10人近い人が自作するようになった。

昨日はキャンピングカー仲間のご夫妻と落ち合って、黒ニンニク研究会みたいなものを開いた。
自作した黒ニンニクを持ち寄って、4人でパクパク試食しながら意見交換した。
研究会名目のお茶会みたいなもので、いわば「臭い仲」である。

ごく最近、友人もボクも、収穫したてで水分の多いニンニクを仕込んだ。
その結果二人とも、まるで煮物のように、べチャべチャとした黒ニンニクを作ってしまった。
だから、研究会の話題は「新物のニンニクをどう扱うか」である。

ほど良く陰干しされたニンニクを、炊飯器で13日ほど熟成させれば、黒ニンニクが完成する。

ベージュ色の皮を剥けば、中から黒ニンニクがこぼれ出る。

ところが、新物のみずみずしいニンニクを13日間熟成させると、様子が全く違う。
ベチャベチャとして煮物のようになるのだ。

しかも色はミルクチョコのような褐色。

どうやら、水分が多いと黒くなりにくいようである。
味は悪くないのだが、皮を剥くと手指が汚れる。
皮も実も同色に染まっているから、ちゃんと剥けたかどうかも分かりにくい。


そこで・・・
ボクは、熟成の当初から、毎日30分ほど、炊飯器のフタを開放して蒸気を飛ばしてみた。
手間ひまをかけたぶんだけマシにはなったが、ニンニクは保水力が強いので、水分の抜け具合は、それでも不十分である。
やはり、陰干ししてから熟成させるのが正解のようだ。

友人は、ベチャベチャになった褐色の「煮物」を、さらに数日間、黒くなるまで熟成させてみた。
左側の真っ黒けが、その作品。


艶やかに黒光りして、風格がある。
どんな黒ニンニクも、尻尾を巻いて退散しそうな、究極の黒ニンニクである。
観賞用にもなりそうだ。
手指と爪を黒く染めながら皮を剥いて食べてみたら、普通に美味しかった。
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