友人に頂戴した、わが故郷産の水飴。
麦芽の飴色が美しい。
ボクが鼻たれ小僧の時代には、自転車で巡回してくる、子供相手の水飴売りが居た。
注文すると、固い水飴を竹べらで引っ張って、棒にジグザクに絡ませたものをくれた。
今にして思えば、ジグザクに絡めるのは水飴の嵩を大きく見せるために違いないのだが、幼いボクは全く気付かなかった。
乏しい小遣いで買った、あの1本はいったい何円だったのだろうと思う。
水飴をなめる前には、いつも必ず2本の棒でグルグルと攪拌して遊ぶ。
グルグルで美味しくなるわけではなく、水飴が空気を含んで白くなるのが面白かったからである。
昔を思い出しながらグルグルしてみたが真っ白にならない。
60数年前の水飴は、飴色ではなく透明だったから、白くなったのだ。
麦芽物ではなかったのだろう。
小遣いに余裕があるときは、玄米センベイを2枚買って水飴を挟み、デンデン太鼓みたいにして食べた。
今日は、有り合わせのせんべいを代用にして、昔を懐かしんだ。
残りの水飴は煮物や照り焼きなどに使うことになる。
麦芽の飴色が美しい。
ボクが鼻たれ小僧の時代には、自転車で巡回してくる、子供相手の水飴売りが居た。
注文すると、固い水飴を竹べらで引っ張って、棒にジグザクに絡ませたものをくれた。
今にして思えば、ジグザクに絡めるのは水飴の嵩を大きく見せるために違いないのだが、幼いボクは全く気付かなかった。
乏しい小遣いで買った、あの1本はいったい何円だったのだろうと思う。
水飴をなめる前には、いつも必ず2本の棒でグルグルと攪拌して遊ぶ。
グルグルで美味しくなるわけではなく、水飴が空気を含んで白くなるのが面白かったからである。
昔を思い出しながらグルグルしてみたが真っ白にならない。
60数年前の水飴は、飴色ではなく透明だったから、白くなったのだ。
麦芽物ではなかったのだろう。
小遣いに余裕があるときは、玄米センベイを2枚買って水飴を挟み、デンデン太鼓みたいにして食べた。
今日は、有り合わせのせんべいを代用にして、昔を懐かしんだ。
残りの水飴は煮物や照り焼きなどに使うことになる。