古い友人から、唐突に、 電話がかかってきました。
(このOさんはいつも唐突なのですが。)
「お寺を親類に譲って、引っ越しをする。
本をあげるから取りに来い。」
と、言います。
(お寺のご住職さんです。
話の内容も唐突なのです。)
なべさんのうちも物が
ゴミのように広がっています。
本の処置に困っていますので、
要らないのですが、
数年お会いしていないので、
とりあえずお会いしに行きました。
商店街の筋を入り込んだところの
懐かしいお寺です。
Oさんは、なべさんがそもそも
大阪に移ってきたときの最初の友人。
なべ嫁さん共々お世話になりました。
なべさんが亡くなれば、Oさんに
お経の一つでもあげてもらえればいいな
と思っておったのですが、
Oさんもちょっと大病をして、
へたっております。
母上様の介護も抱えて大変な様子です。
甥御さんにお寺をまかせて、
引退する由だとか。
何やら寂しげ。
30年来の友人ですので、
お互い歳をとるわけであります。
なべさんが若い頃小川国夫の本を
良く読んでいたことを覚えていて、
その本を揃えていてくれました。
全部は要りませんので
その一部を頂いて帰りました。 ↓
ちなみに、なべさんちで結婚以来
いまだに使っているナイフとフォークは
Oさんから頂いたものであります。
引っ越し先のマンションを
たまには尋ねてみよう
と、思っております。