散歩するなべさん

しょうがなくも所在なく散歩するなべさん。近頃野鳥に目覚めて鳥見お散歩の日々。病気もしたけど時には山歩きに物思い旅ね。

赤湯温泉好山荘、いいよ~

2011-08-29 01:32:26 | 温泉

 

 

 

 

ずぶぬれで、好山荘の
玄関を入っても誰も出てきません。
しょうがないので、靴を脱いで、
合羽を脱いで、上がり込み、
テレビが付いたままの居間らしい所を
のぞき込むと
女将さんらしいおばちゃんが
寝ておりました。

声をかけると、ずぶぬれのお客を
いやがりもせず、
親切にして頂きましたよ。
どうやらこの日のお客は
なべさんお一人のようであります。

 

さて、部屋で一呼吸置いて、
「温泉~、温泉~、」でありますな。

まずは、内風呂であったまって、と思い、
入ってみると立ち寄り客の先客が。

内風呂隣の露天風呂。↓

 

湯は濃い褐色の泥のような湯。

タオルを使うと一辺で
茶色に染まってしまいます。

 

一息ついてロビーで休んでいると、
宿の主人が自慢します。

 

「うちの湯はめったにない70度の源泉!
よそにはないよ!よその
たいていの湯は沸かしてるんだからね。」

女湯の方が地震で壊れて、
新しく作り直したとか。
でもって、新しく広いし、

「今誰も入ってないから、入れ、入れ。」

とお薦めであります。

こんな風ね。 ↓

 

地震では湯船の真ん中が割れてしまったとか。


ちょっと離れた外にもう一つ
露天風呂があります。
ここは乳灰色の湯で、泉質が違います。

 

ん?これ何? ↓

大きなタンクみたい?↓

何と脱衣所のようであります。 ↓

こちらの露天風呂はなかなか風情がありますよ。↓

 


いや~好山荘、なかなかのもんです。
ご主人のおっちゃんも面白いし。
自分ところを自慢しつつも、

「黒湯、塩原の黒湯!良く行くけど、
あそこはいいよ。姥湯もいいね。」

「明日は微温湯温泉行くの?
あそこのぬるさは半端じゃないっての!
入ってられないんだから。
わしは酒ばっかり食らっていたんだぁ。」

「震災で、客は減ったなぁ。福島の物は、
放射能がどうのこうのって、
わしらが悪いように云うけど、
悪いのはわしらじゃなくって、
電力のあっちの方だっちゅうの!」

話し好きの親切なご主人であります。

                      

番頭さんも面白いです。

「昔と大部変わったね。
荷物かついで、自炊で何日も
泊まるってのも少なくなったんだぁ。」
「2,3千円で泊めるっていうのも
建物の維持とかで採算とれねえんだぁな。
時代が変わったんだねぇ。」
「若い人が車で来るから、
駐車場ないとダメだし、
そういう時代なんだぁ~。」

 

というわけで、夕食は、
昔風のお膳での食事であります。

 


お宿には気の毒ですが、
広いお宿にお一人の客というのも
「しみじみ~」で良いものだと
思ったのでありました。

(雨も降り続いているし。)

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする