ブッポウソウと云えば、三次市の作木町がその保護活動で、
日本一の生息数を誇っています。
夏鳥ですから、時期になると、多くのカメラマンが押し寄せてくるそうであります。
私も、一度見てみたいと思い、23日、お出かけしてみました。
もっとも出かけたからといって、運よく出会えるとは限らないのですが、
とりあえず、どんなところかのフィールド観察ですね。
ナビにしたがって、下道を進むととんでもない山越えの道を走らされたりしましたが、
2時間半ほどで、江の川沿い、三江線伊賀和志駅付近に到着いたしました。
観察小屋付近に先客一名。同年輩らしきおじさんです。↓
島根の太田市からお出での方で、聞けば、神奈川、藤沢の人。
退職後、義理の親の介護のため、おおむね島根に住みつつも、
神奈川としばしば往復しているとのことでした。
何度か見に来ておられるようで、観察のスポットやコツを教えてもらいました。
電信柱に巣箱。この巣箱にはシジュウカラが出入りしていました。↓
「車を停めて、中にいたらあまり警戒心をもたれないよ。」とのこと。
警戒心が強く、人の姿を見たらすぐに飛び去るようです。
巣箱に近寄らない、あまり歩き回らない、とは町の観察上の注意呼びかけです。
あちこちに巣箱がありますので、現われてくれない鳥さんを探して、
あちこちの巣箱周辺を走り回りましたが、なかなかうまくいきません。
あきらめてもう帰ろうかという頃、ようやくひとつの巣箱に入り込んだブッポウソウ!
待ち構えた車の窓からカメラを向けると、巣を飛び出してしまいました。↓
そして電線の上に止まったブッポウソウ。↓
そして、高い木の上に上がっていきました。↓
なかなか接近が難しいですから、300ミリのレンズではちょっと無理がありますね。
先ほどのおじさんは500ミリのレンズに照準器も付けて何だか立派なカメラでありましたけど。
それでもまあこんなところでよしとして、様子もわかったところでありますし、
秋の渡りまではまたチャンスもあるでしょう。またいずれやってこようと思うのでありました。
それにしても、帰り道、もっとわかりやすい道はないかと探してみたのですが、
結局ナビにしたがって、ややこしい山越えの道を通ることになったのであります。
やれやれの道のりでありましたよ。