おおの自然観察の森へ久しぶりにお出かけしました。
冬季は道路の積雪、凍結がこわくありますから、
長らくご無沙汰していましたね。
冬鳥は去っていき、夏鳥の訪れにはちょっと早い、という時期ですから、
あまり期待できないところでしたが、やはり期待にはそわなかったようであります。
ベニマンサク湖にはヒドリガモ1、マガモ3、カイツブリ1
という静かで寂しげな様子。もう去ってしまったのか、隠れているのか。
観察センターの周辺でかろうじて鳥さんの鳴き声がします。
松の木の高い梢で小鳥が群れておりました。何だろうと思っていると、
そのうち数羽が低い小枝に降りてきました。
マヒワのようです。↓
マヒワは冬鳥さん。これも去っていく間際なのでしょうか。
「今季はヒレンジャクやキクイタダキが平地では見られましたが
こちらではどうでしたか。」
と、センターのおじさんに聞きますと
「いやー見んかったですね。」というご返事でした。
センターにはキクイタダキの写真が飾ってあるのですが、
ここ数年やってこないままとのことであります。
他にめぼしい鳥さんもいませんでしたから、センターお庭の
常連さんの鳥さん達です。
ホオジロさんね。↓
ヤマガラさんです。↓
こちらはミヤマホオジロ。冬鳥ですけど、もう少し居そうです。↓
ハイキングのお客さんはそこそこ賑わっておりましたが、
森は広いので、大変静かな散策を楽しめました。
明日から少し雨が続きそうですから、今日のうちのお出かけで
良かったようですよ。成果はさほどなかったですけど。
疎水の水を引いた滝と小川を中心にした七代目小川治兵衛の作庭です。小川の周りに数種類の苔の絨毯が広がり、周りは松を中心とした常緑樹が下界の喧騒を遮ってくれていました。
春の日に誘われたのか、たくさんの鳥たちが東山からやって来て、餌をついばんでいました。
きっとなべさんなら、一日中いても飽きないことでしょう。お茶も味わうことができて、和室に座りながら庭をボーッと眺めているだけでも心が洗われます。茶を出してくれた庭師の方が鳥にお詳しく、あれはコサギ、あちらはヒヨドリなどと説明してくれるのも楽しいひと時でした。
いつか京都へ来ることがあれば、南禅寺一帯は歴史的建造物のあちこちに鳥さんがいます。是非お立ち寄りください。
せっかくの春の日の訪れというときに風邪気味になりまして、お出かけも控える羽目になっておりました。でもどうやら直ったみたいですので、さあ、どこへ参りましょうか、と思っているところです。近所の庭先でウグイスのさえずりを聞きましたが、庭先に入り込むわけにもいかず、姿は見られませんでした。どこかでウグイスぐらいの姿は見ておきたいですね。