テレビ漬けです。
ちょっと一息入れて
散歩に出ると
暖かい陽射しで
テレビの映像からすると
別世界のようです。
被災地もせめて
同じ暖かい陽射しだと良いのですが。
散歩から戻って、
またまたテレビ漬けです。
そこで、こんなにテレビを
見続けることもないので、
ちょっとテレビ報道雑感。
・「今そこにある危機」という事態が大前提でしょう。
・「情報が来ない。」とか「不安をあおってはいけない。」とか言いながら不安をあおるワイドショー口調のキャスターはご免被りたいです。
・古舘キャスターも臨場感励起の口舌モードをもっと控えるべきでしょう。とりあえず、持ち前のレトリックをご自分の中で封印された方がよいと思います。
・金平キャスターが「『壊滅的』と言う言葉でいいのかどうか、迷いながら発言している。」と言っていました。まだ救うべきものが残っているはずの事態を『壊滅的』という言葉で単純に塗りつぶしてはいけないということでしょう。
・非常事態ですから、不充分なことはたくさんあるはず。「情報が来ない」とあげつらう前にマスコミという情報機関ですからご自身がやるべきことがあるでしょう。
・NHKは俯瞰的でやや平板ですので、民放にチャンネルを切ったりしますが、でも、どこそこで給水をやっていますとか、どこそこの病院は受け入れ可能とか、被災地に必要なニュースをこまめに流しているのはNHKのようです。
・枝野官房長官はなかなか良いと思います。ポイントを押さえながらゆっくりとした口調で、過不足のないアナウンスを良くやっていて、とりあえず、混乱しがちな情報の結び目をよく締めています。
・原発問題で、東京電力や、経産省保安院の説明が錯綜して、一元化すべきとキャスターが言っておりますが、最終的に官房長官のところでしっかり説明できれば、今のままでよいと思います。所々ぼろを出しながら、締めるところが締められるというのが、情報を受ける側としては良いように思います。
・政府はまあそこそこやっていると言ってよいのではないでしょうか。消息通の人が色々揚げ足とってあれこれ論難することもないと思います。ボランティア統括に辻本清美起用などは非常によろしいかと思います。
・「今そこにある危機」という事態のなかで、自分は安全なところにいて、色々論難したり、あおったり、揚げ足とったりする場面はあまり見たくないですね。評論はもう少し後でよいでしょう。原発に賛否両論あるにしても現場は必死にやっていることでしょう。どんな組織にも役立たずで邪魔なお偉いさんがいるものですが、差し迫った事態が、そういう人をはねのけて本気の人を前面に出していくものだと信じたいです。