格差社会と年功序列

最近日本においても格差の問題が取り上げられています。これは単に収入の面だけでなく、いろいろな部分で確かに格差が広がっているような気がします。
この原因は、いろいろな問題が絡み合っており、そう簡単には解決できそうなことではなさそうです。
私はもともと偏見を持っており、例えば男尊女卑的考えが抜けていません。やはり女性は男性に比べて弱いものであり、男性は女性を助けなければいけないと思っています。こういった前提で、格差問題の原因を探ってみたいと思います。

まず雇用形態として、正規・非正規社員の問題です。私が勤めていた前の会社でも、１５年前ぐらいから事務職の派遣社員や、研究系でも一部派遣社員が使われるようになってきました。これはもちろん法規制が緩くなったということもありますが、労働市場の変化が原因と思われます。その一つが女性の進出です。３０年前ぐらいは、私の職場でも女性に平均勤続年齢は１０年程度でした。それがどんどん長くなり、社会に進出してきたのです。

この間労働市場はある程度大きくなっていったものの、現在は海外移転など規模が縮小する傾向にあるようです。そういう状況で女性が進出すると、労働者が急速に増えてきたことになります。男性の職場だったところが、女性に代わり、しかも市場規模が拡大していなければ、当然男性があふれてくるわけです。それと共に高学歴化が進み、職種をえり好みするような傾向が加わり、ニートやフリーターが現れてきました。