ごっとさんのブログ

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格差社会と年功序列 続

2014-12-18 13:31:25 | 時事
昨日タイトルの記事が途中で終わってしまいました。実はかみさんと友人で小さな忘年会をしてきましたが、これはいつもフグを食べています。やはりこの時期のフグは美味しかったのですが、年々刺身の皿が小さくなってきたとかみさんが文句を言っていました。帰りが遅くなったのですが、昨日が今シーズン最も寒かったようです。
さて格差社会の続きですが、労働市場が拡大していないのに、女性の進出と職種の選択で、ニートやフリーターが増えてきたと書きました。
この対策として出てきたのが、派遣社員など非正規社員という働き方だと思います。しかしこういった働き方は昔からあり、ある意味の季節労働者的なものは存在していました。ただこれは労使ともに都合のよいものでした。現在は、本来正社員になりたいのに、非正規社員から抜け出せない点が問題になるわけです。

こういった派遣社員などは、経営者にとっては都合がよいものですが、たぶん労務費といった点より調整の容易さではないかと思います。これは我々の大先輩が苦労された組合活動の中で、雇用の安定を大きな目標として設定し、長年かけて勝ち取った結果です。つまり雇用を安定にすることが達成され、正社員特に組合員は解雇できなくなっています。これはやや進みすぎて、少々のミスをしても、あまり仕事ができなくても辞めさせることができないという、かなり行き過ぎたところまで守られています。これを緩めようという政策もあるようですが、たぶん難しいと思います。

現在企業は、便利な労働力として、非正規社員を多数雇用する方向に動いていますが、”企業は人である”という原則がなくなったわけではありません。この原則はどんな経営者も考えているはずですので、ある程度の時間がたてば、非正規雇用から正社員へという動きは出るはずです。しかしこの動きは一部の優秀な人だけで、一般にまで広がるかはやや疑問なのかもしれません。この派遣社員を法律で規制する動きもあるようですが、ここまで定着してしまったものは変えるのは難しいでしょう。たぶん名前が変わったりするだけで、現状が続くと思われます。

派遣社員などの非正規社員の制度は、労働者側にもメリットはあるはずですので、単に規制したりしても、若干は正社員が増えるかもしれませんが、その正社員の負担が増加し、より失業者が増えるだけのような気がします。
そこで非正規社員の待遇をよくする、正社員との賃金格差を縮めるということは次回に続きます。
予定外に長くなり、タイトルの内容になかなかなりません。