ごっとさんのブログ

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トルコのクーデター未遂

2016-07-18 09:44:11 | 時事
このところ世界のあちこちから嫌なニュースが多いような気がします。

フランスのニースではトラックの暴走というテロ?が起こり多くの人が犠牲になりました。そしてトルコの軍事クーデター事件と続きました。私は海外事情がよく分かりませんので、なぜクーデターのようなことが起きたのか説明できませんが、やはり市民を含む多くの犠牲者が出たようです。

トルコというのは不思議な国で、これは知人から聞いた話ですが、位置的にはほとんどアジアに属しているのに、国としてはヨーロッパに入っているようです。今回は首都アンカラや最大都市のイスタンブールなどで、かなり周到に準備されたもののようですが、クーデターとは言えないようです。

トルコでは過去にクーデターが成功したこともあったようですが、その時はすべての軍が一斉に動いたようです。今回はあくまで軍人の一部の行動であり、国民もほとんど支持していなかったと伝えられています。現政権が独裁色を帯びてきたとか、イスラム教がらみの状況もあるようですが、単なる反乱で済んだようですので、日本への影響は少なそうです。

それでもかなりの企業が進出しているようで、出張の停止とか操業停止などもあったようですが、すぐに復帰したと聞いています。しかし武器を持った軍が行動を起こすというは本当に怖いことです。鎮圧するためには当然戦闘状態になり、今回の様に多くの犠牲者も出てしまいます。

正式な軍として存在していると、政治に介入したくなるのか、いわゆる軍事政権も1990年代までは多かったようです。さすがに現在はほとんど民主化されたようですが、身近なところではタイが軍事クーデターで政権を取っています。これは一昨年ぐらいのことだったと思いますが、それほど大きなニュースにはなっていなかったので、いわゆる無血クーデターだったのかもしれません。

こういった近いアジア情勢などにはもう少し気を配る必要があるのかもしれません。ミャンマーも最近スーチー女史が選挙に勝って民主化されるようですが、これも詳しいところはわかりません。こういった国への旅行などが安全かどうかなど、実際に自分が行ってみようと思うまでは興味がないままになっているようです。

危ないという点では色々な国や地域が危険になっている気もします。いまやフランスなどのヨーロッパも安全とは言えなくなっているようですが、日本という非常に安全な国にいると、どこも同じように安全な気がしてしまうのは気を付けるべきことかもしれません。