ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

地下鉄サリン事件から20年

2015-03-26 11:04:11 | 時事
先週はオウム真理教による、地下鉄サリン事件から20年ということで、いろいろ特集が報道されていました。20年たった今でも後遺症で苦しんでいる人が大勢いるようで、全く許しがたい犯罪でした。
あの事件後は、私の研究室にも捜査員が来て、いろいろ聴取されましたが、サリン原料となるいろいろな試薬を購入していましたので、捜査対象になったようです。用途などいろいろ説明したのですが、たぶん何もわからないまま大丈夫そうといことで、終わったようです。

私の専門的なことはこのブログでは書いてきませんでしたが、わかりやすく書くことがかなり難しい特殊なことをやっていました。簡単に言えば、新しい薬を目指していろいろなものを合成していくという仕事ですが、いろいろ留意点がありました。その一つが毒性です。毒物というと青酸カリやヒ素がありますが、これは天然の物質で、時々使いますがそれなりに注意すれば問題はありません。それよりも難しいのが、人が作り出す毒物、例えば化学兵器として開発されたいわゆる毒ガスの様なものです。サリンもこの仲間になりますが、戦争中は非常に多くの化学兵器が作成されました。我々はいろいろな物質を作り出しているわけですが、偶然こういった毒物を作り出してしまう可能性が常にあります。そういったことのないように、毒物については詳しい知識が必要となってくるのです。

化学兵器の一つであるホスゲンという化合物がありますが、これは我々にとって非常に用途の多い試薬となっていました。これを使ってある化合物合成をやったとき、十分注意していたのですがある程度吸ってしまったようです。ホスゲンはかなり遅効性であり、吸った直後は何ともないのですが、数時間たってから毒性が出てきます。家に帰って明け方に呼吸が苦しくて目が覚めました。ホスゲンの対処法は準備していましたので、急いで薬を飲みじっとしていましたが、救急車を呼ぶべきかかなり迷うくらい苦しかった記憶があります。それでも1時間ぐらいで楽になり、次の日を休む程度で元気になりました。

こういったこともあり、毒ガスのような化学兵器については徹底的に調べ、どういったものは作ってはいけないかを共通の知識とするわけです。そういった注意をしていても、実験に使った動物がすべて死んでしまうような毒物ができてしまうことがありました。こう書くと非常に危険に感じるかもしれませんが、30年近くやっていて2,3回程度の頻度ですので、通常は安全な仕事です。

別に”薬と毒とは紙一重”という意味ではありませんが、長いことやっているといろいろ危ないこともあったという昔話を、サリン報道で思い出しました。

パリバオープン 総括

2015-03-25 10:18:34 | テニス
テニスのパリバオープンがジョコビッチの優勝で終わりました。錦織は4回戦で負けてしまいましたが、その後の準々決勝から決勝までNHKが中継してくれましたので、録画してゆっくり見ることができました。

今の男子テニスはまさに転換期に入ろうとしています。ビッグフォーと呼ばれる上位4人に、若手がいかに挑んでいくか、その筆頭が錦織だったのですが、今回は負けてしまい唯一残ったのがライバルのラオニッチでした。彼が準々決勝で3位のナダルに挑戦しました。この試合にはもう一つの見どころがあり、今シーズンナダルの調子がやや悪くあまり良い成績ではなかったのですが、しっかり復調したのか確かめたいということもありました。この試合の1セット目から良い試合になりましたが、ちょっとしたミスでナダルがとりました。これまでかと思っていたのですが、2セット目は共にサービスゲームを破ることができず、タイブレークになりました。
これが非常に接戦で、ナダルのマッチポイントとラオニッチのセットポイントが交互に来るという緊迫した展開でしたが、ラオニッチが何とかとり、1-1となり、ファイナルセットに入りました。このセットも接戦が続き、またタイブレークになるのかと思っていましたが、ナダルにまさかのミスが出て、ラオニッチが勝利しました。

これでラオニッチが1歩リードして、どこまで行くかと思っていましたが、準決勝ではあまり良いところなくフェデラーに敗れてしまいました。またジョコビッチも順当に4位のマレーを破り、決勝はいつものように1位ジョコビッチと2位フェデラー戦となりました。

決勝戦は数字的には接戦の良い試合といえますが、内容的にはジョコビッチの圧勝といってよい試合でした。試合後ジョコビッチが、王者フェデラーという名前に固くなったと言っていましたが、1セットを簡単にとったジョコビッチが、2セット目はらしくないミスが続き、タイブレークになりました。これもジョコビッチが有利で進んでいたのですが、試合を決めるべきところで、ジョコビッチに2連続のダブルフォルトが出てとられてしまいました。まあ3セット目は順当にジョコビッチがとり、見事優勝したのですが、内容的にはストレートでとれた感じで、フェデラーもやや歳をとったかと思える試合でした。前にも書きましたが、ジョコビッチの1強時代なのかもしれません。

このようにパリバオープンは終わりましたが、今日から次のマスターズであるマイアミオープンが始まります。この試合にはフェデラーが欠場しますので、錦織は第4シードでの出場です。今度こそ期待して楽しみたいと思います。

パチスロ必勝法は?

2015-03-24 10:50:01 | ギャンブル
このごろ不思議とパチスロで勝っています。この何年間かほとんどスロットは打っていなかったのですが、先月末ぐらいにたまたまジャグラーをうち少し勝ってから、少し打つようになりました。私はもともと、それほど長く打つのは好きではなく、パチンコも長くても3時間ぐらいが限度です。前にも書きましたが、スロットはATやART全盛となり長時間が必要で、私の好きなAタイプがジャグラー以外なくなったこともあり、もっぱらパチンコでした。Aタイプが好きと言っても、ジャグラーはあまりにもゲーム性が低く、やる気にならなかったというのが本音でした。

私がホールに行く時間は、通常はかなり遅くなります。たまに買物帰りによることもありますが、それでも5時過ぎぐらいになり、多いのは夕食がてら居酒屋に行き、軽く飲みながら適当に食べ、その帰りに寄りますので8時過ぎが多くなります。
余談ですが、先月かなり大きな居酒屋チェーン店がオープンしました。自宅に近所は、田舎駅の学生街ですので、小さな居酒屋がかなりたくさんあります。オープンした店は1階と2階を使っており、珍しく大型店ですが全室が個室になり、6人ぐらいは入れそうなゆったりしたつくりになっています。特に現在は開店セールで20%引きになっていますので、よく利用するようになりました。

さてジャグラーですが、やってみるとそれなりの楽しみ方があることがわかりました。ペカッと光ることだけが楽しみではなく、ボーナスの直線やピエロはさみ、単チェリーといったリーチ目もそれなりに面白いといえます。私は短時間でいかに多く回すかというより、目押しするわけではないのですが、のんびり止めていますので、結構リーチ目が出て光る場合も出ることがわかりました。このところあれば打つのがマイジャグラーで、ランプが中央にあり隣にいても光ったのがわからないというところが好きで、効果音が小さいところも気に入っています。それ以外は、みんなのジャグラーを打ちますが、これはリール配列が面白いと思います。

昨日は9時前という遅い時間になりましたが、すぐにヒカリ好調な出だしでした。その後もピエロがそろったときに光ったり、単チェリーでないのに光ったりと、いわゆるジャグ連が続きました。一番早かったのは、ボーナス終了後3ゲームでした。まあこんな調子で閉店少し前までに1000枚オーバーとなりました。

どうもこの遅くいくと、ややすいており、データをじっくり見て設定のよさそうな台を選ぶことができるというのが良いのかもしれません。それにしても先月末から4回ぐらいやり、毎回低投資でそこそこ勝つというのは、何か必勝法が隠れているのかゆっくり考えてみます。

春になりました

2015-03-23 10:31:03 | 自然
このところ暖かくなり、いよいよ春らしくなってきました。天気予報ではもう少し寒くなるようです。家の狭い庭も一面の花になりましたが、特に植えたりしたわけではなく、毎年自然に生える雑草のようなものです。
一番早く咲くのが写真の薄紫の花です。いつごろからかわかりませんが、春先は庭の半分がこの花で占められてしまいます。感じがスミレに似ていますが、全く違う種類のようで、本物のスミレもあったのですが、この植物はかなり強いようで、よく探すと少し咲いているという程度のなってしまいました。これが何という植物かを探すのは、かなり難しい検索になります。咲き始めたころ検索したのですが、名前の予想がつくものの画像は簡単に見つかりますが、その逆はかなり苦労しました。
それでもたぶん「ハナダイコン」という草木のようです。写真の比較では、まず間違いないと思いますが、園芸用の品種では5月ごろが開花時期とありましたので、若干品種が異なるのかもしれません。そうすると完全な雑草というわけではないのかもしれませんが、やはりどこからか飛んできた種が自然繁殖したようです。

写真を小さくしすぎたので、わからないと思いますが、ハナダイコンのわきにスズランのような花も咲いています。花の形はまさにスズランなのですが、葉の形が異なりどうも違う種類のようです。スズランも開花は4,5月とされていますので、これも時期が異なります。葉の形はスイセンの葉を(少し離れたところで黄色のスイセンも咲き始めています)少し細くしたような形です。このスズランのような花の名前も調べようとしましたが、残念ながら見つかりませんでした。
余談ですが、スズランは私にとってはなじみの草で、コンバラトキシンというかなり強い毒を含んでいます。スズランは北海道などいろいろな地方の花として有名ですが、知らずに中毒になることがあるようです。この毒は全草に含まれており、水溶性ですので、花瓶に挿しておいた水を飲んで中毒を起こすほどかなり危険な植物です。自宅の庭のスズラン風の草も毒があるか分かりませんが、気を付けようとは思っています。

植木ではハナミズキの花芽も膨らんできました。自宅のハナミズキはここ3年ほどほとんど咲かなかったのですが、今年はかなりたくさんの花芽がついています。何の手入れもしえいないのですが、なぜ花が咲いたり全く咲かなかったり、何が違うのか不思議な気がします。
少し暖かくなると、自然に芽が出て花が咲くというのは、当たり前ですが自然の力を感じています。

麻雀定例会

2015-03-22 10:57:55 | ギャンブル
昨日はいつものメンバーでの、月例麻雀大会でした。メンバーの一人はまだ働いていますので、土日か祭日にやっていますが、午後1時から8時ごろまでと、6,7半荘できますので十分やった気がします。昨日の結果はあまり調子がよくなく、若干沈んで3位という成績でした。やや不思議にな麻雀で、オーラスまでほとんど差が出ず、最後のゲームで順位が決まるようなこともあれば、非常に荒れて最初に5万点もとったのに最終的にはかなり沈むといった動きの激しい半荘もありました。このときは私も東2局で300点しかなくなり、ハコテンの危機でしたが、何とか盛返し少しの沈みで終わりました。

麻雀の理論的なものとして、デジタルとアナログがあるようです。デジタル理論は、あくまで確率論を中心にして、ツキや運を排除して何を切るべきかを決めるようで、アナログは逆に流れや動きを中心に進めるというもののようです。私はこういった理論をちゃんと読んだことはないのですが、それぞれいろいろと面白そうですので、何かの機会に見てみたいと思っています。
私自身の考え方は、どちらかといえばアナログ理論に近いのかもしれません。やはり流れというものを大事にしています。たぶん麻雀をやる人は大体経験があると思いますが、本当についていないときはそれほど沈まず、割といい手が来るのに上がれないという時が大負けします。こういった流れに逆らっても、あまりいいことはないような気がします。といっても流れのままにするわけではなく、それなりの工夫をすることで、何とかしようとあがくところが醍醐味ではないでしょうか。

麻雀は当然相手がいますので、心理戦も重要です。特に現在のリーチ麻雀では、高くするためにリーチをかけるかどうかの判断が最も難しいところだと思います。確率論的には、リーチをかけることによって点数が倍になるだけでは、相手に聴牌していることを教え、手を変えられないということはとても割に合わず、そのために裏ドラというおまけがついたのかもしれません。私は基本的には、リーチをかけずに上がる方向でやっています。ですから私のリーチは、追いかけることが多く、開きリーチがあるときは開いてしまいます。

昔は他の人が捨てた牌から、手の内を予想するということがある程度できていたのですが、最近はとても無理で、一応確認するぐらいしかできません。ある意味自分の手でいっぱいになっているようです。こうやってだんだん下手になっていくのかもしれませんが、それなりに楽しめるのが麻雀のいいところと思っています。