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卵のふわふわ弁当/江戸への誘い。

2021年03月21日 | 田舎生活の衣食住
 卵のふわふわ
 煮〆(大根、ニンジン)
 オカラハンバーグ(オカラ、絹ごし豆腐、ニンジン、ヒジキ)
 コールスロー・サラダ(キャベツ)







 江戸時代の人気卵料理「卵のふわふわ」。
 卵の三倍の量の煮立っただし汁に流し入れるだけで、ふわふわ卵の出来上がり。ただし、この出来上がりが正解か否かは、江戸時代の人がいないので、確かめる余地はないのだ。
 卵でとじた丼物よりも、円やかな味。
 卵2個使ったので(たまには良いさ)、ほかのお菜は、ローカロリーに控えた。

 思えば、時代小説家・故宇江佐真理さんに傾倒したのは、「たまごふわふわ」と言うタイトルがきっかけだった(副題は、「 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし」)。そんな思い入れのある「卵のふわふわ」なのである。
 なんて綺麗な日本語で表現する方なのだろう。と、日本語の美しさを改めて教えてくれた作家でもある。以降、ハマりにハマって。宇江佐真理さんの作品は全て読破した。
 文字だけで、見たことも無い江戸が脳裏に広がるのだ。宇江佐さんのデビュー作でもある「髪結い伊三次」シリーズは、登場人物も成長し、今後の展開が待たれる、待ち焦がれる状態での御他界であられた。
 今改めてご冥福をお祈りい申し上げます。