内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

再会の喜びと再会への願い

2018-01-06 23:59:59 | 雑感

 明朝早く、渋谷からリムジンバスで成田に向い、11時5分発AF275でフランスに戻ります。8時間の時差のおかげで、シャルル・ド・ゴール空港には同日午後4時頃には到着する予定。空港から17時43分発ストラスブール行のTGVに乗ります。19時45分ストラスブール中央駅着予定。すべてが順調に行けば、21時前に自宅に帰りつけるでしょう。
 今回の一時帰国は到着した日と帰国する日を除けば12日間と短く、年末までは原稿の締切りに追われていたこともあり、年明け4日に人と会ったほかは、ほとんどの時間を妹夫婦の家で過ごしました。それだけ家の中で二人と団欒の時間を過ごすことができたのは幸いなことでした。昨日5日には親しい人たちを招いての楽しい食事会もありました。
 今日の午後、妹夫婦がかかりつけの歯医者さんに治療に行くのに同行し、私も治療とクリーニングをしてもらいました。この歯医者さんとは母の代から家族ぐるみの長い付き合いで、その息子も同じクリニックで働いているのですが、彼が小学生のときに私は彼の家庭教師をしていました。そのころは小生意気な少年でしたが、今では一人前の立派な歯医者さんです。そんなわけで、予約なしだったのにもかかわらず、丁寧に診てもらうことができました。
 年を取ると、人に会うために残された時間がそれだけ少なくなっていきます。ある年齢を超えると、お互いこの次また会えるかどうかわからないという気持ちが強まってきます。再会の喜びもそれだけ大きくなります。一方、別れ際に再会を約すとき、それはしだいに願い、さらには祈りのような思いに変わっていきます。
 今回の帰国中にお目にかかれたお一人お一人にもう一度申し上げます ― お元気で。また会いましょう。