この五日間、毎日十四キロ走りました。タイムを徐々に上げるべく意識してピッチを上げました。結果、今日、私的最高記録が出ました。一時間十六分で走り切りました。平均時速十一キロということです。今日は他にもう一つ個人記録を更新しました。連続ジョギング日数が五十八日に達したのです。これまでの記録は昨年十二月から今年二月にかけての五十七日でした。連続運動日数記録は更新中で、今日が百三十一日目でした。
さて、今月二十七日が締め切りの原稿は、私にしては大変珍しいことなのですが、締め切りまで十日以上余して一昨日一応書き上げました。今日は一日、補足と推敲をしていました。論文ではなく、むしろ随筆に近いのですが、いわゆるエッセイとはまた一味違う文章になっていると自負しています。
今回はとにかく筆が走りました。書き始めた日、四百字詰め原稿用紙にして一気に十六枚書けてしまいました。それを一日寝かせて、その翌日書き継ぎ、依頼された枚数三十枚に達しました。つまり、正味二日で三十枚書くことができたのですが、これにはやはり、このブログでの普段の積み重ねが大きく寄与していることを原稿を書きながら実感しました。
より具体的に言うと、このブログの効用として以下の三点を挙げることができます。(1)多様なテーマの文章が蓄積されていること、(2)毎日文章を書く訓練によって文章力が鍛えられていること、(3)文章を書き始めるためのウォーミングアップがいつもすでに完了していること。
今回、原稿の半分は、このひと月あまり書き溜めてきたメモを素にして今回新たに書きおろしたものですが、残りの半分はこのブログで書いてきた内容が陰に陽に支えになっています。どうしてそういうことになっているかは、それ自体がこの原稿の主題なので、ネタバレを避けるために今は話しません。
この拙稿は『現代思想』八月号に掲載される予定です(発売予定日の七月二十六日にまた宣伝させていただきます)。