今日六月二日からブログ十年目に入ります。先月はただ引用だけという「ズル」もしました(皮肉なことに、その日に「いいね」を普段以上にいただきました)が、とにかく毎日投稿という原則は辛うじて丸九年間守り通しました。
凝り性というほどではないと自分では思っていますが、一度ある決意をもって始めたことは簡単には投げ出さないようにはしてきました。水泳は昨年六月半ば以降まったく止めてしまいましたが、それまで十一年以上続けていましたし、今は水泳に代わってジョギングを続けています。水泳は毎日とまではいかず、年平均二三〇回ほど、一番よく通った年でも二六五回でしたが、ジョギングはほぼ文字通り毎日続けています。連続運動記録も先月末に更新し、今日で百十六日連続になります。
何か一つのことを続けているとそれが中毒のようになり、やめるにやめられなくなるということもあります。でも、アルコール依存症や薬物依存症は身体を蝕みますが、「ジョギング依存症」は基本的に健康を害することはないでしょう。もっとも、脚の痛みを我慢してまで無理に続けるところまで「症状」が進行すると、それも健康を害してしまうでしょうけれど。
昨年七月、ジョギングを始めた直後は、初心者にはよくあることのようですが、前脛骨筋に痛みが出て、走ろうにも走れない日もありましたが、その後無理はしない範囲でとにかく続けてきたおかげで、今はどこにも痛みが出ることがありません。今年に入ってしばらく気になった左脚のアキレス腱の痛みもなくなりました。一時間で十キロを基本とし、明日からも走り続けます。
今の私の日常生活にとって、ジョギングとブログは心身の健康を維持するために不可欠となり、かつ両者は相補的な関係にあります。
具体的に言うと、ブログに書いた思いつきがジョギング中に「自ずと」展開したり、別のアイデアが浮かんで思考がより立体的になったりするのです。身体が静止状態のときに生まれた考えが、走りによって活性化され、動態化し、その動態化した思考をブログで文章として定着させる。その文章として定着させた思考が翌日の走りでまた動態化する。
この終わりなき動態的思考を「ジョギング・シンキング」と名づけることを提案します。