こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

2011年7月1日 金曜日 夏のフェイバリッツ・6 Roxy Music 「Avalon」'82.6.

2011-07-01 23:35:25 | 音楽帳
今日は、実は仕事場に行っていない。
周囲の勧めもあり、1日かけて病院へ。
左側の首から鎖骨・肩にかけて、単なるコリを通り越して、痛みに変わっていたこの数ヶ月。
盛んにストレッチやマッサージをするが、それも5分と持たず。
首は左に回らないし、回すと激痛が走るのを我慢してきた。

ということで、元々別で肝機能障害&抑鬱で予約していた順天堂病院に、朝から1日様々な科を回って過ごした。



→ペインクリニック科→診察→前回帯状疱疹でお世話になった若い先生と話す
→再度、神経ブロック注射を決断→今日は、ノドから十数センチの針を刺し、神経ブロック。
さすがに、背骨に激痛が走り、涙をこらえる。
→続いて、胸郭出口で血管が止まっている可能性あり整形外科に回される
→頭部・肩・頸のレントゲン→診察→胸郭出口症候群の可能性は低いという
→昼食を挟み→肝機能障害&抑鬱診察→会計→薬をもらうと17:00.
仕事場に電話して、休む事にした。

***

こんな日。
来週月曜日には、いずれは来るとはわかっていながら恐れていた7月4日が来る。
三島由紀夫さんが自決した45歳になってしまう。

金曜日の晩ということで、嫌な「この世」を離れるためにロキシー・ミュージックのラスト・アルバムかつ最高傑作となった「アヴァロン」(=桃源郷)を聴く。

ロキシーで唯一、女性が出てこないジャケット。
遠くを見やると、そこには、もう手が届く距離に、永遠の地がある。。。。



1982年6月。
初めて耳にしたのは「渋谷陽一のサウンドストリート」での特集。

そこから29年目。
色あせることのない永遠が続く。
永遠に。



こないだ兄と話したが、この「アヴァロン」というアルバムはブライアン・フェリーのものでも、アンディ・マッケイ、フィル・マンザネラ、ライヴでボコボコに下手くそだったドラムのアンディ・ニューマークのものでもなく、ロキシー・ミュージックのものでもない。
ある意味、ボブ・クリアマウンテンと関わったエンジニアたちとロキシー・ミュージックが融合して科学反応を起こした「奇跡」。

誰のモノと言う所有・所属を離れた孤高の位置に、永遠の音楽として行ってしまっているという事実。
「言語」=概念を必要としない、カンペキに昇華された「音楽」。

「これ以上の、これを超えるモノはない。全て無い。」と永遠を歌う「モア・ザン・ディス」で、『アヴァロン』は始まる。

■MORE THAN THIS■


「ミュージック・マガジン」1982年7月号で、ムーンライダーズの鈴木博文さんは、こう切り出す。

『これは、魔術に違いない。
どの音も、溶け合って、大きなうねりを造っている。』

***

この、『アヴァロン』はトータル・コンセプト・アルバムを完遂し、全ての曲が素晴らしい。
そして、A面、B面それぞれ各5曲の配置も、極めて自然な流れの魔術の中、カンペキになっている。

■AVALON■


私がめげる時によく聴く、B面の最後の盛り上がりに位置する「トゥルー・トゥ・ライフ」という曲。

鈴木博文さんは、こう語る。

『・・・「トゥルー・トゥ・ライフ」のマンザネラのギターなど、朝、明るくなるのが早いきょうこの頃の、午前4時ぐらいに、聴こうものなら、もう、明日なんか無くてもいいなんて思ってしまうだろう。

・・・今日(こんにち)のニュー・ウェイヴが暗がりから抜け出たのとは、また少し違うロマンティックな薄ら明かりを発光して、ロキシーは、素敵にうねっている。』

■TRUE TO LIFE■


この『アヴァロン』というアルバムに、どれだけの人が29年の人生の場面場面で癒されてきたことだろう。

たぶん、このアルバムだけは、私ごとき一介の凡人が死のうと、ロキシー・ミュージックの3人が死のうと、関係者が死のうと、人類が亡くなるまでの間、キズや妨害や批判を受けることもなく、永遠に輝き続けるのだろう。

そういう確信が、音に満ち溢れている。
コメント (7)
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2011年7月1日 金曜日 写真日和 6月6~12日

2011-07-01 20:17:56 | 写真日和
6月6日 月曜日 夜のクロちゃん



6月7日 月に一回の定期通院で御茶ノ水へ


いつもどおり御茶ノ水橋を渡る際に1枚シャッターを切る。


アイスコーヒー。2つもシロップを入れて甘くして飲む。


居酒屋の看板とあじさい。


下着ショップのディスプレイ。


仕事場の近くのがくあじさい。


夜、秋葉原のマッサージへ。とあるビルの壁画。


過去、市場があった秋葉原。その空き地。


もう営業時間を終えて静まりかえったスーツ・ショップ。


御徒町。夜の水道工事。


地下に繋がるバーの明るい電飾。


地面の工事前描かれたカットする配置。


書道塾のディスプレイ。


夜の山手線高架下。



御徒町のフォーク居酒屋。

6月8日 水曜日 茨城へ


向かう電車の中からは曇天。


朝の濃いコーヒー。


タリーズの看板。


ひなびたローカル線と駅。


夜のうつろなコチャコさん。

6月9日 木曜日


今夜の電力量メーター。


秋葉原のヨドバシへ。「Hosonova」を求めて。
スカイツリーのミニチュアが売っている。


タワーレコード。平沢進さんのコーナーがあるのは偉いが、「Hosonova」は売っていない。


夜に住まう人々。


「Hosonova」が買えなかった代わりに、中古屋BOで購入した収穫物。

6月10日 金曜日


朝のバラ。

6月11日 土曜日 細野さんに会いに日比谷野音へ


朝のクロちゃん。


朝のCD。


日比谷駅の壁画。


日比谷野音。開演前。


細野さん、眠たげに登場。
1曲目「悲しみのラッキースター」でいきなり歌詞を忘れて途中で中断。
「さっきまで眠ってたから・・・」というコトバが細野さんらしくて、好きなファンは爆笑。




トリのPUPA。


【PUPA「ANYWHERE」(2008年11月30日)】


野音の帰り道。


浅草駅地下のバー。

6月12日 日曜日


小さな可愛い花。


夜の野菜カレー。
コメント (2)
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