先日来彫っていた小振りの護法神立像は、
細部の手直しはあるが、ほぼ完成した。
今度は本番で一回り大きい、45センチの
同じ像に取り掛かった。
護法神は仏法を守る善神で、この像は
高山市折敷地の住吉神社にある。
折敷地は懐かしい集落で、上流の木地屋渓谷で沢登りを
したり、丹生川ダム脇の恵比寿の湯へもよく通った。
↑雪をかぶった丹生川ダム
ダム建設で沈んだ五味原集落は、木地師の末裔が暮らしていた山里で、
お年寄りから昔の暮らしぶりを聞いたことを思い出す。
↑恵比寿の湯
円空さんは飛彈一円の山里を巡り
多くの像を残したことだろう。
そんなことを思いながら、雨の一日を
円空さんと向き合った。