名鉄津島駅と津島神社を結ぶ天王通りの中ほどに、
円空が彫った千体仏を安置する小さなお堂がある。
堂守がいなくて、住民がお守りをしているため、8月の地蔵盆と
藤まつりの行われる期間中の1日だけ、地蔵堂の中の厨子が開扉
され拝観できる。
↑津島市HPより
厨子の中には、善財童子と護法神像、韋駄天像が 安置され、中央の
地蔵菩薩には、光背様に小仏がびっしりと取り付けられている。
厨子の隣には、円空仏の模刻が数体置かれていて、ガラス戸越しに
いつでも拝観でき、撮影することもできる。
地蔵堂の周りを歩いて津島神社に向かったが、伊勢と尾張を繋ぐ
湊町として、津島神社の門前町として繁栄した面影は薄く、
中心市街地の衰退が垣間見えた。
↑その一方で歴史文化を取り込んだ町づくりの動きも見られる。
↑津島神社
津島神社に参拝し、5月6日まで開催中の天王川公園
「藤まつりの」も見物してきた。
藤はすでに盛りを過ぎて、色あせたり散っていたが、
一部はかろうじて最後の色香を楽しむことができた。