円空作不動明王像の模刻

10月の最終日となり、秋の深まりを
感じるようになった。



夕暮れ時のちぎれ雲は、明日の
冷え込みを感じさせる。



しばらく振りで、不動明王像の彫刻に
取り掛かった。



両脇の下を、細い鑿で少しずつ削っていくので、
貫通するまでかなり時間がかかる。



足や手の指と衣の襞を彫って、今日は
ここまでとした。

未完成の像を見ていると、あちこちで
気になるところが出てくる。

度々彫り直すので、なかなか前へ進まない。
手を加えるごとに前より悪くなり、がっかり
することが多い。