以前はそんなことが無かったヤマウルシに気触れるようになって、その頃からすり込まれてしまったのか赤みを帯びた葉柄と羽状複葉、枝の褐色の皮目(斑点)などを見ると一瞬構えてしまうようになってしまった私なのですが、秋から冬の時期は気触れることも少ないのでじっくりと冬芽を観察することが出来ます。

ヤマウルシの冬芽は芽鱗には包まれないで、褐色の毛に密に覆われるはだかの芽(裸芽)が特徴です。枝先に付く頂芽は大きく裸芽であるということがよく観察できます。そして枝先の下の方に付く側芽は球形で頂芽よりも小さくなっています。側芽の下にある葉痕は特徴的なハート型で周辺に沿って維管束の痕がV字型に並んでいます。
一方、同じウルシ属のヌルデの冬芽はやわらかい毛が密生した芽鱗に包まれ、その冬芽の下周りを葉痕が馬蹄形又はU・V字型に囲んでいます。

葉痕の中には維管束痕も多数ありますが、ヤマウルシと較べて葉痕の形や皮目の雰囲気が違っていることが分かると思います。
この冬芽の密生した毛は芽を寒さから守るためとよく言われていますが、この程度の厚さでは寒さから防げないのではないでしょうか。この毛や芽鱗、粘液などの働きはどちらかというと乾燥から芽を守っているのが重要な役割のようです。
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ヤマウルシの冬芽は芽鱗には包まれないで、褐色の毛に密に覆われるはだかの芽(裸芽)が特徴です。枝先に付く頂芽は大きく裸芽であるということがよく観察できます。そして枝先の下の方に付く側芽は球形で頂芽よりも小さくなっています。側芽の下にある葉痕は特徴的なハート型で周辺に沿って維管束の痕がV字型に並んでいます。
一方、同じウルシ属のヌルデの冬芽はやわらかい毛が密生した芽鱗に包まれ、その冬芽の下周りを葉痕が馬蹄形又はU・V字型に囲んでいます。

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