昨日は台風一過の快晴でしたが碓氷川は増水でアユ釣りは無理、畑でもと思ったのだけどダイコンの種まきにはまだ早いかなとニンジンの間引きだけして、渓流竿を持って近場の川に行ってみました。しかしツルヨシの繁茂が凄く入川場所がなく流れている場所は結構水が有って結局竿を出さずに家に戻ってパソコンに向かってしまいました。
・・・でツルヨシの記事、「ツルヨシの良し悪し(ヨシアシ)」なんてダジャレているわけじゃないのですがねぇ~スコシハソウカナ
改めて河川にツルヨシが蔓延っていることに気づかされたのでツルヨシの功罪や河川環境について考えてみたいと思います。
(↓)烏川の中流域の中洲はびっしりとツルヨシに覆われていますね・・・
ツルヨシの繁茂が目につくようになったのは何時の頃からだろうか、少なくとも10年や20年前なのだろうと思いますが、私が小さいころの碓氷川は石河原が多かったような気がします・・・
ここ十数年は大洪水が起きた記憶が無く、それによって川の攪乱が少なくなってきています。攪乱が無いから川の中の石は沈み石になって河原にも細粒土砂が堆積しツルヨシの繁茂の条件が整っているのです。川岸にもツルヨシが蔓延り、中洲も蔓延って少しくらいの出水には耐えられるのでどんどん増えているのです。
ツルヨシが生えていることがまるっきり悪いと言うのではないのです・・・水質浄化に役立つし、河原の安定にも役立って、ツルヨシが有ることによってそれに頼る生き物の生息環境も創出されているのです・・・でも、過ぎたるは及ばざるがごとしで、これだけびっしりと蔓延ると問題が出てくるのだと思います。
(↓)上流河川の後閑川の画像ですが生物多様性の面から言ったら一目瞭然で問題ありでしょう・・・
(↓)昔は渓流釣り河川としてある程度名のあった車川ですが今は春先の枯草の頃しか釣り人の姿が見られません。何処に水面が有るのかわからないほどツルヨシが蔓延っていては光量も少なく水生昆虫などの生息にも影響が有るのかも知れません。
(↓)秋間川・・・川幅が狭く、構造物が多く河岸や河床が安定した川ほどツルヨシの繁茂が多くなる傾向が見られ水生生物にも陸上生物にも悪影響を及ぼしているような気がします・・・
一方・・・ツルヨシが繁茂した場所はネズミの生息場所としてはうってつけでネズミに吸着するツツガムシの生息場所ともなりうるわけでツツガムシ病の温床ともなりかねないのでこれまた問題・・・川に行くときはなるべく草の中に入るな、長袖をきていけと注意はするがやはり気になりますよね。
そして万一、大洪水が出たときには流れていくツルヨシの量は尋常でなく、下流の橋などに流木とともに引っかかれば一時的にダム効果を発揮して災害を大きくしてしまう可能性もあるのです。
昔から思っているのですが、これだけの量のツルヨシを何とか効率的に収穫できれば、輸入に頼っている家畜の飼料とかバイオマス発電の燃料とかに出来ないものなのでしょうかね・・・タブンコストメンデヒテイサレルダロウナ
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