しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

台湾から義援金100億円!

2011年04月08日 | Weblog

台湾からの義援金が官民併せて106億円を突破したそうです。

9割以上が民間から。米国からの義援金は3月30日までの99億円。

ちなみに日本赤十字社に集まった義援金の総額は「716億円以上」。

台湾の平均月収は13万円前後。10倍以上の賃金格差のある社会なので、一概には言えないが、庶民の暮らしは日本人サラリーマンよりはつつましい。食品など生活物価も安いので、暮らしは貧しくはないが、そんなに余裕のある社会ではない。

 

エバーグリーングループの張栄発総裁が日本赤十字に10億円出し、大企業トップの出す義援金の大きさはニュースになっているが、台湾各地で行われているチヤリテイ番組やチャリテイイベント、チャリテイ.コンサートで集まる一般市民からの募金も大きい。

なぜ、台湾人はここまで日本の震災に心を寄せてくれるのか。この現象を台湾は親日家が多い、台湾人は心が熱い、という言葉だけで納得していいのだろうか。

理由として。

○台湾人自身も大震災を経験していることが大きい。

1999年9月21日の「台湾大地震」だ。台湾中部をマグニチュード7.6の大地震が襲った。

阪神.淡路大震災から4年しか経っていなかった日本の台湾への支援表明は早かった。その対応の素早さに台湾人は感謝した。

被災地が農村部中心だったため救援物資は都会に近い地域から続々と到着。被災者自身も過酷な環境下での生活力があったこと、インフラに頼り切った生活をしていなかったことが幸いした。

初動の指示が的確にあったことが大きかった。

「台湾大地震救済日記」によると。台湾大震災当事の総統.李登輝氏は地震発生1時間後に「10万の軍の出動を命じ」、

翌朝には自らヘリに乗り込んで被災地入りし、現地の自治体の首長に自由に使える相当額の現金を渡して、

「いかように使っても自分が責任を取ると言明」した。

以上日経ビジネスより。

なんと凄いことか。危機に対応する素早い行動。すべての責任を一手に引き受け、もてる権限を最大限に行使し、被災者救済に全力を傾ける。

日本のだれかさんと大分違う印象だ。一週間も雲隠れ。官房長官が海外メデイアから首相と勘違いされるほどの影の薄さ。

指導力の差が歴然だ。

非常時にトップの交代劇は被災地に迅速な救援活動に影響する。「集団指導体制」で当面やらざるを得ないだろう。

頑張れ日本!絆は世界。日本は立ち直れる。信じてる。1億3千万国民の団結で立ち上がれる。


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