しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

TPP問題

2011年11月01日 | Weblog
連日話題となっている「TPP問題」

なかなか難しく書くことができなかった。
「農業問題」が全面に出て「反対運動」が大きく報道されている。
多くの国が交渉に参加している。早期に参加しないと「不利」となる。国益を考えて参加する。と野田首相は発言していた。
本質は何処にあるのか考えた回答例が見つかった。

そもそも「TPP参加国の市場規模は日本が参加した場合」は
「日米だけで9割を占める」つまり、日本と米国の交渉事が実態である。

では米国は日本をTPP参加国とすることのメリットをどこに置いているか。という観点が大切。

米国の最大の狙いは「多くの制度を非関税障壁と位置づけることができる」
「あらゆる分野で米国企業にとって不都合なことを非関税障壁と位置づけることができる」
「日本政府に構造改革要求が出来き、米国企業の為となる日本の構造改革が行われる条約が出来上がる」
「雇用問題の大きい米国の為のTPP」とされる米国における雇用を生み出すことが出来る。

農業を含む24の項目、「医療」「保険」「金融」「投資」等は価格だけでなく、「非関税障壁」の撤廃が求められる。「食品の安全基準」は「日本独自の消費者の食の安全基準」は撤廃され危険な遺伝子組み換えを含む米国基準の食材が入ってくる。
肉の安全基準だって米国並みの基準にダウンする。

こんなに多くの問題を抱える「米国とのTPP問題」なのに早期に交渉に入る必要があるという野田政権の本音は何処にあるのか。
「普天間問題」に代表される「鳩山政権時代の失政」「菅政権時代の迷走」米国に迷惑をかけた思いの解消策の一つ。との話もある。

米国に評価に高い「前原政調会長」のTPP推進話。
野田、前原、と米国に恩義を感じる政治家の擁立で米国との信頼関係を構築したい。
と2代続いた首相の失政を本来の日米関係に戻したいと考えた。
「日米関係が国益とする」を「TPP条約が国益とする」とすり替えてオバマ大統領が喜ぶ米国の雇用を改善する施策=「TPP参加」に走る。つまり
米国に恩義を与えたい魂胆かもしれない。

この事が実態であるなら小生は断固「TPPに反対」である。
「裏のある政治」に日本の未来はない。
「本音で国民に話す」「本質の議論を深める」「理解が不十分なまま見込み発車はしない」「半数が反対でも押し切るはダメ」
強引は良くない。「ドジョウは実は綺麗ずき」は嘘だ。
「ドジョウ首相はどろどろした泥が好き。政治の駆け引きが好きな様だ」

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