しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

生活保護者「205万人」突破!

2011年11月10日 | Weblog
生活保護費受給世帯数は「148万6341世帯」
内訳は高齢者世帯「63万527世帯」
傷病者世帯「31万9294世帯」
その他世帯「25万世帯」である。
その他世帯は働ける年齢層である。
保護費の支給総額は3兆4千億円に上った。

日本の世帯数「4900万世帯」の「約3%」が生活保護世帯。
一旦生活保護を受給始まると就労支援を受けても職を得るのは難しく、昨年支援を受けた人は全国で8万8631人いたが、職を得られた人は35%だった。
その内生活保護から抜け出せた人は僅か「6%」だった。

生活保護受給中の就職は給与は保護費減額の対象となる。
わずかな給与の場合、住居費用を含む生活保護の8つの扶助の手厚い「庇護」に負けて
しまう。「年金より良い生活保護」「働いたら負け」とモラル無視の書き込みが頻発している。
生活保護と労働賃金というタイトルで「田中康夫の日本サイコー」という番組があった。2010年8月21日に放映された。

「生活保護」は月額「137400円」(東京都・単身者・家賃込)
  教育、医療、出産、介護、葬祭、無料

「労働賃金」は
800円×8時間×20日間=128000円
税金、健康保険税(料)、国民健康保険を引くと月額「87300円」の手取りとなる。5万円の家賃を引いたら3万7千円しか残らない。
光熱費を引いたら食費が出てこない。
※地方の最低賃金の場合は「約65000円」
これで医療費、介護料、教育費を自弁できるか?


働くよりはるかに好条件の生活保護の実態は「ワーキングプア層の増大」や
国民年金満額で「6万6千円」よりはるかに良い生活が出来るという意識が浸透してきた。

制度を利用した業者も増えた。「保護者対象のアパート」「保護者対象の医療機関」
一定以下の条件で働かざるを得ない人にとっては「働いて稼ぐよりも生活保護を貰ったほうがいい」という状況がある。
現在無年金者「118万人」60才未満「45万人」60~64才「31万人」65才以上「42万人」は「生活保護予備軍」=ニート、フリーターの増加で急激に増大する。

現在ニートとフリーターは「フリーター187万人」「ニート58万人」で
218万人が予備軍だ。
無年金者118万人と合計すれば「336万人」
現在の生活保護者数「205万人」は「400万人」くらいの数に増大する可能性がある。

生活できる年金額の策定ができなければ、あるいは受給資格期間25年を変えなければ
一気に生活保護世帯は増加する。
ニート、フリーターが皆「生活保護者」となれば日本は破産だ。
早急に年金支給開始年齢論議と並行して「生活保護法」の見直しが必要と思うところです。

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