しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

節約と意識の融合

2013年10月06日 | Weblog

現役のサラリーマン時代月に5万円はかかっていたものに「交通費」があった。

新潟から長岡まで新幹線で通勤していた。

新潟駅までの市内バスの定期券代も1万円かかっていた。合算すると月に6万円以上だった。通勤費は10万円以内は控除対象ということで会社も遠隔地通勤を認めていたケースだ。

引退したらこれがゼロになった。市内殆んどの地に自転車で出かけることとなった。

自家用車で出かけることは殆んど無い。目が悪くなって運転を控えている。夜間は運転しない。

本も買わなくなった。北光社という新潟市の老舗の書店が閉店するくらい本離れも進んでいる。

情報はネットで得ている。ブリタニカという百科辞典も廃刊に追い込まれた。フリー百科辞典「ウイキペデイア」で用事を済ませている。グーグルも利用する。

衣料品も買わなくなった。スーツを買う必要が無い。従来は2年に一着くらいは新調していた。

デパートで購入するスタイルからユニクロ詣でに変化した。

車の購入サイクルも変化した。従来は6~7年で入れ替えていたマイカーだったが、今の愛車は既に12年を経過した。

家は新築した。6年前だ。これから10年は手入れ不要と思っている。

小物雑貨も百均で求めることが多くなった。種類も多く、大概ここで間に合う。

家具屋もニトリを見てから。としたら半値で買える感覚だ。

高級品も見なくなった。デュポン、ダンヒルのライターでシュポと火を点ける姿を見なくかった。スーパーカーも見かけなくなった。

街中から金持ちが消えたかのようだがそうではない。金持ちが金持ちらしからぬライフスタイルに変貌したのだ。

海外で合う日本人観光客。多くの金持ちは金持ちらしからぬ身なりをしている。高級品は身に付けない。Tシャツ、短パンスタイルで現地人の様にも見える。

聞けばベンツを6台所有とか、高級時計の品番まで知っている。旅行はツアーは利用しない。格安企画で往復便のみ利用。ホテルはかってが判る馴染みのホテル。溜まったマイルで格安旅行。けっして贅沢はしない。だから金持ちを維持できている。

金持ちは金持ち仲間としか付き合わない。階層がはっきりしている。決して足を踏み外す事が無い。境界をはっきり区別している。

ステージはいくつか人生で変わるものだ。処世術を学んだ結果だろう。

団塊世代人とその上の高齢者層、現在の50代までの勤労者層、3つの層の意識の差は大きいように思う。平成層、昭和層、大正層、国民の意識の区分にどう向き合うかが政治の課題だ。


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