しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

巨大台風の恐怖

2013年10月16日 | Weblog

台風26号が日本接近中だ。

関東付近通過時点の中心気圧は960ヘクトパスカル程度とみられる。

関東に接近する台風としては10年ぶりの大型台風とのこと。今年の猛暑が原因との声もある。8月12日、高知県四万十市で気象庁観測史上最高の41度Cを記録したのを代表に、今年の日本列島は、平安時代以来といわれる「千年猛暑」に襲われた。

先週ですら新潟県糸魚川市は10月中旬というのに日中35度Cを記録した。

8月中旬から下旬にかけて、ゲリラ豪雨は各地に甚大な被害をもたらした。沖縄気象台の発表では8月16日の沖縄近海の広い海域で海水温度は31度Cを記録。観測史上最高の記録という。この前代未聞の高温の海水が巨大台風を作りだしているという説がある。

1959年伊勢湾台風の最低気圧は895ヘクトパスカルだった。最大風速75m/s

都心部の怖さは高層ビル群だ。普段からの強いビル風の吹く場所は更に加速する。高潮時に想定外の強風があるととんでもない被害が出る。

台風は、ほかの自然災害と違って、予測ができる。十分に予測して対応すれば被害は大きく防げる。高層ビルの眞下を通ることは絶対やめるべきだ。割れたガラスは凶器の落下となるのだ。風速67m以上をスーパー台風というらしいが、ビル風の強い都心部では、瞬間的に100メートルに達するらしい。

瞬間風速の強さを表す威力は70~80メートルで木造家屋の倒壊。車はバスでも飛ばされる。

伊勢湾台風の時はこの規模の強さの風が吹き、死者行方不明者約5千人の被害となった。スーパー台風が、東京湾を襲い、高潮時の浸水被害を想定したシュミレーションは最大7800人の死者が出るとしている。

05年の米国・ルイジアナ州のハリケーン・カトリーナの被害の多くは強風で巻き上げられた小石が高層ビルの窓ガラスを割り、多くの飛散物による被害が出た。

都心部の防護策はこの点が重要で日本の対策はまだ取られていないという。

異常気象は日常化してきている。防災意識を高め、自らの命と家族の安全を守る意識の堅持の必要性は益々高まっている。


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