しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

ジニ係数

2013年10月21日 | Weblog

ジニ係数という指針がある。主に社会における所得分配の不平等さを測る指標とされている。

概要は、係数の範囲は0から1で、係数の値が近いほど格差が少ない状態で、1に近いほど格差が大きい状態であることを意味する。0の時には完全な「平等」つまり、皆同じ所得を得ている状態を示す。

社会騒乱多発の警戒ラインは、「0・4」である。

全世帯を所得の大きさで10階級に分類したとき、最富裕層と最貧困層の所得比が大きいと数字が大きくなる。

国連の係数は%表示している。日本の表示は「24」だった。

「40」以上の国は要注意ということか。

気になる国の表示を見てみた。

フランス「32」、ドイツ「28」、ギリシャ「34」、香港「43」インド「32」、イタリア「36」

韓国「31」、マレーシア「49」メキシコ「47」、モンゴル「30」ニュージーランド「36」

ノルウエー「25」、フイリピン「46」ロシア「39」シンガポール「42」南アフリカ「57」スエーデン「25」スイス「33」タイ「42」ウクライナ「28」英国「36」米国「40」ベトナム「37」中国「44」

中国「44」米国「40」フイリピン「46」香港「43」マレーシア「49」メキシコ「47」という数字が気になるところだ。社会騒乱多発要因を抱えている国とも言える。

格差の大きいところではボリビア「60」ボツワナ「63」中央アフリカ「61」レソト「63」シエラレオネ「62」スワジランド「60」などが高かった。この値ではいつ政権交代の騒乱が起きてもおかしくない。

日本の所得ジニ係数の推移を見ると、日本のジニ係数は80年代より毎年上昇していたが、2000年以降の4年間にかけて下落した。それでも日本の貧困レベルはOECD諸国の中で4番目に高いと2008年のOECDレポートにある。

原因として、中間所得層に対する税率がOECD諸国に比べ低すぎること、労働年齢層に対する社会保障が少ないことが明らかにされ、養育に対する支援もこと、子育て世帯の貧困率を高めている可能性を指摘されている。

素人ですが、この資料は参考となります。日本がまだ「24」と比較的格差が少ないこと。それでも問題が大きい部分があること。「ジニ係数」の指針が参考となること。

勉強となりました。^^


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