昨年の会議と大分違っていることがある。新潟市の自治協議会の会議進行である。
去年までいつも会議時間が不足気味であった。午後3時から5時迄の2時間を会議時間としていた。5時半を過ぎても終わらず、途中退席する人、トイレに抜ける人が続出していた。
5時には閉庁のチャイムも鳴る。エアコンのスイッチも切れ、夏場は冷房、冬場は暖房も切れる。 それでも終わらないことが多かった。
原因はいくつか思いあたる。議長が事務局と打ち合わせする時間が乏しい様であったこと。
発言委員に要注意人物が多かったこと。
つまり、一つの質問時間が常識的な時間内に終わらない人物が多く存在し、その人物に対する対策が取れていなかった。
会議進行の協力を仰ぐ注意を行うべきであった。
一つの審議事案に対する時間配分、事務局案、質問打診の件数、取りまとめ方法についてシナリオが出来ていなかった。
特定の人物だけが、発言する風潮に他の多くの委員から呆れに似た嘲笑を感じていたのに特定の人物は一顧だにしなかった。
反省があった。議長が退任した。
新しい議長は事務局と密接な打ち合わせを事前に行なっている。シナリオを作っている。議長はシナリオを読み上げるだけだ。実にスムーズに議事が進む。2時間の会議が1時間で終わることが多くなった。昨年とは全く違う印象だ。
事務局の反省もあった。膨大な審議案件を報告事項に挙げることが少なくなった。事前配布資料が袋に入らない位の膨大な資料。昨年度は何度かあった。今年は半減した。
事務局の説明時間も短くなった。多くの反省の上にたった会議運営が始まっている。
こうでなければならない。委員の側にも変化はあった。思いつき程度の発言は少なくなった。
興味ある審議事項も少なくなった。部会活動も低調な印象がある。傍聴、議員席もまばらだ。会議メンバーの数が異常に多い。定員枠一杯に委員を選任している。
会議は少人数ほど密度の濃い会議となるものだ。顔がはっきり見える距離、つばの届く範囲での会議。マイクのいらないフレンドリーな会議。
今の会議は少し違う。視力の乏しくなった小生には発言者の顔が見えない。顔が覚えられない。望遠鏡を今度から持参したいくらいだ。中身の薄い会議となった印象もある。多くの委員を加え、市民に十分周知しているとする事務局サイドの運営の勝利だろう。
少し、委員サイドの反省を加えて忘年会の機運が部会で盛り上がることを期待したい。
マイクを持って走りまわる事務局員の苦労を昨日は感じてしまった。
ご苦労様です。