しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

提案のデメリット

2013年12月18日 | Weblog

統合防災訓練の呼びかけがあった。

4つのコミ協合同の防災訓練としたい。というものだ。

各校(小学校校区単位)では大規模な訓練はできない。中学生を含む若い人を動員できない。ここは学校を登校日として、学校行事として先生を含む地域全体の避難訓練としたい。協力いただけないか。という話だった。

これまで、小学校校区範囲でコミ協単位で行っていた防災訓練を「津波避難訓練を主体とした学校を巻き込んだ地域全体の避難訓練としたい」とする提案だ。

実施に際してはいくつか条件がある。一つは4つのコミ協が訓練実施日を同じ日に設定すること。一つは合同訓練である一次避難会場(統一会場)に4校の代表が集まること。

一つは費用分担が発生すること。(防災講話講師の派遣費用等)一つは学校関係者の学校行事とするための要件に協力すること。である。

メリットは少ない。

これまで各コミ協は独自の日程で地域の防災訓練を行っていた。近所が会場である。消防署、防災関連行政への依頼もコミ協の日程に合わせて実施できた。

小、中学校の登校日とする必要もなく、地域住民にPTAを通じた参加要請で子どもたちにも呼びかけてきた。学校の施設(体育館・グランド)の借用だけで、教室の借用はしなくて済んだ。

高齢者が多い防災訓練の会場は遠隔地の実施では困る。歩いてゆけない。地元の防災担当者の意向が反映しずらい。行政に申請する訓練補助金の動員数にも影響が出る。費用分担が大きいと活動そのものにも影響。

従来通りのコミ協単位の防災訓練でいいのではないか。津波被害避難訓練には役員がおつきあい参加でいいのではないか。そんな結論だった。費用分担も大きければ考え物だ。その様な意見が出た。

大人数を動員したい。とする一部コミ協の意向は学校を巻き込んだもので、中学生の活動を必須としていた。これのデメリットが解消される策はない。

今週の会議で結論が出るだろう。しっかり地元住民に伝えなければならない。


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