高齢者の一人暮らし。地域の大きな問題だ。地域はそれなりに注意と取り組みはしているが充分では無い。先日もとある町内会長から高齢者の見守り事業、注意喚起してほしい。と発言もあった。
実は何日も発見できず、緊急事態に対応する「救急車の出動」とならない事案が多発している。
「緊急医療情報キット」という筒を高齢者の個人宅に無償配布している取り組みがある。
高齢者が身体の不調を訴え、119番通報した際、キットを備えているというシールを発見した救急隊員は冷蔵庫の中のキットを確認。患者の医療情報をすばやく入手。緊急搬送の一助となるべく取り組みである。昨年200個、今年も200個、それては別に個人携帯用医療情報カード(財布に似ている)も250個配布した。
この取り組みは高齢者が自分で具合が悪くなったことを自覚して119番通報して初めて効果が出る。
先日の話は、具合が悪くなった事を通報できなかった高齢者の対応である。
電話しても出ない。外から声をかけてもダメ。電気はついている。TVはついている。
結局、警察、町内会長立会いの上、窓から入り、安否確認。死亡確認。という事態がけっこう頻発したのだ。
民生委員、地域包括支援センター、の見守りが充分でない。ということか。
新聞を取っていない。ヤクルト、牛乳、ダスキン、電話まで無い人すらいる。
クリーニングの御用聞きも行かない。普段在宅でも居留守する高齢者が1町内会に数名は存在する。
これらの一人暮らしの高齢者対策をどうするか。切実な事実に驚いた自治・町内会長の叫びだった。