4月に入り新年度というところが多い。先日も小生が参画しているボランティアサークルに行政から新任担当者が顔を出した。
ほぼ10年ぶりで戻ってまいりました。と挨拶された行政の方もいらっしゃいました。現在は役が付いて復帰でした。
小生の参画しているサークルの代表は女性。副代表も女性である。 驚いたことに突然代表が代表を交代したいと発言。
他のメンバーが押しとどめることに苦労した。
原因として考えられることは、今回の大震災で準備してきたイベントが中止となったこと。
メンバーの気持ちがつかめないことの不満と心労があると思われる。
月1回開かれる定例会議は会長が資料を準備する。
本来5月に開かれるはずだったイベントの準備も最終段階の会議となるはずの通年予測であった。
結局、このイベントが中止となったが為の代案会議の感が否めない。
「新しい発想が必要だ。」「交代がその代案となる。」と代表は述べたが、限られたメンバーの中で重責を担えるメンバーの顔が浮かばない。
メンバーはそれぞれ地域で仕事を持っている。会議が夜ではあるが会議開催の準備は日中である。日中動けるメンバーは限られる。
ボランテイア団体の制約が露呈した。定年退職者で特に仕事を持たぬ人に矛先が向うが、小生などはこの団体に参画して1年にも満たない。他のメンバーで退職者の顔ぶれを見渡すと「後期高齢者医療制度」の適用を受けているような人が多い。
休職中のメンバーにこの仕事は無理だし、他に地域活動をいくつか抱えているメンバーもいる。
要は規約に定年制を設けて、普段から役員交代の準備を怠らないことが必要と思う。役割分担を毎年変えて幅広く仕事内容の理解を深める努力が必要だ。
翌日、気分を取り直してスポーツジムに出かけた。
ここでも多くのインストラクターが紹介ボードから消えていた。
研修を受け、資格を取って就いた仕事でも3年以内に方向転換するインストラクターは数多い。
寂しさと人生の岐路を感じる「新年度」であります。