国語屋稼業の戯言

国語の記事、多数あり。国語屋を営むこと三〇余年。趣味記事(手品)多し。

刺激

2005-03-06 08:57:15 | 戯言
昨日、完全に徹夜して人と話していたのだが、感性のいい人間と話すのはなかなか愉快。

いい刺激になった。その人の言う国語(主に学校国語)への疑問などを聞いているうちに、「自由に読む」ということって、もっと、教えて欲しいもんだとは思った。

読解力とは、一種類しかないのではない。誤読することすら、良質の誤読がある。経済学部の一年のころ、経済学史で「マルクスはプルードンを誤読していた。だが、誤読したからこそ、その思想は純化されていった」などという話を聞いて、客観的に読むということばかりを重視していた入試国語の世界以外の読解について具体的に感じさせてもらったものである。

このあたり、もう少し考えてみたい。

コメント (2)
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