●neanderthal yabuki 先生の『「小論文」で検索してやってきた君に』の顰に倣(ひそみになら)って、記事を整理しておきたい。
なお、先の『「小論文」で検索してやってきた君に』は必読。まずはそちらを読ん私自身、yabuki先生のブログからかなり学んでいるので、その原典を読んでおく方がよいだろう。
PREPなどは完全にyabuki先生から得た知見であり、大学受験生の小論文指導はもちろん、中学生の作文指導などでも活用させていただいた。
●で、だ。
教材を作成した当方としては、以下に紹介するのは愛着のある記事たちである。
読んでいただけると、非常に嬉しい。
それでは当ブログの記事を整理していこう。
●小論文を書けるようになるために
初心者から中級・上級者まで幅ひろい層に読ん。で欲しい文章。「Cool head, but warm heart.」「思考マップ」「解答への手順」などについて具体的に書いてある。ぜひ、読んで
●なれる!大学生 (入門編)
入門者・初心者・初学者・初級者向け。一応、某出版社との打ち合わせで誕生したものなので、内容はそんなに悪くはないはず。長いという方もいるだろうが、それくらいは入試のためにもクリアしたいところ。
実際の高校3年生の個別指導を文章化したものと思ってほしい。ライブ感はあるんじゃないかな。
実はここに挙げている解答例は、ある生徒が60分の制限時間内に自力で書いたものを使っている。しかも、毎日毎日、スポーツの練習に明け暮れ、3年連続インターハイ出場経験のある生徒。さらに言うと小論文を書くのは生れてはじめてだった。その割にはよく書けているんでびっくり。
その生徒のお兄さんが東京大学の方で家にいるといろいろな話をしてくるそうで、そこから知的好奇心が育ち、書けたそうな。
君たちも友人と討論したり、ニュースなどを視聴したり、公民系の資料集を読んだりすることを通して知的好奇心=小論文の基礎が身につくといいね。あと、お節介な家族か(^-^;
なお、大学側は、最近、「反知性主義的な生徒」に警戒をしているという噂がある。自分がそうでないか気をつけよう。
反知性主義者については「中高生のための内田樹(さま) その40」を参考のこと。
●なれる!大学生(実践編)
●小論文入門
同じ問題をやや違う視点で書いたもの。
『小論文入門』の方は基礎レベルの生徒を型にはめるために書いてほしいという依頼を受けてのもの。この小論文入門はあまりおすすめしない。『なれる!大学生』の方はライブ感重視したものとなっている。こちらが長いけどお薦め。というか、たぶんくだけて書いてあるのでよみやすいはずの文章だからこれを読むだけでも小論文対策になる。
●小論文の書き方
比較的入門から直前まで幅広く役に立つ文章ではなかろうか。
●小論文の上達法(メモ活用)
知識の整理のためのメモと、文章を書くためのメモに入門するための文章。この例を通して両方のコツをつかんでほしい。
他人の文章(小論文の模範解答例でもいい)のメモをとり、再構成する。この作業を私の授業では「パクる」と呼んでいた。
多くの文章で行うと知識も文章を書く力も増すこと間違いなし。
三か月間、一日に一文章をこのやり方でパクっていった結果、第一志望より上の大学に合格した生徒さんが複数人出たよ。
●現代文+α 小論文の理由説明の場合
「字数を増やすときは、思考する視点を増やしてみることだ」という話を実例付きで書いた記事。
思考する視点を増やすためにも、友人と討論したり、ニュースなどを視聴したり、公民系の資料集を読んだり、他者の文章をメモったりするわけだが、次のカテゴリも役に立つだろう。
●中高生のための内田樹(さま)
詳しくは小論文対策として読む、国語屋稼業先生の「中高生のための内田樹」を参照のこと。
●注釈付自己推薦書の書き方
昨年、公開した記事だが、首都圏の私立高校の先生のご指導に役立ったらしく、お礼のメールがきた。
なので、諸君らの役にも立つだろう。
●注釈式志望理由書の書き方
上記の生徒の志望理由書編。
自分と志望が違うからといって読まないというのは避けてほしいところ。
そのために「注釈」がついているし、自分の志望以外でも関連させる力が受験生にはほしいものだ。
ちなみに「注釈式自己推薦書の書き方」「注釈式志望理由書の書き方」は小論文の参考にもなるので、一般入試の生徒さんにも読んでもらいたいものだ。
●小論文「童話」(文学系)
この「小論文『童話』(文学系)」を読む前にしてほしいことがある。
『100万回生きたねこ』を図書館で借りてでも読んで抽象化してほしいのだ。これは具体例を抽象化するときの良い練習問題になる。この方法を高校の先生方の前で披露したら、非常にウケがよかった。
また、私が高校で行っていた国語表現演習の授業第一回の内容がこの「小論文『童話』(文学系)」であった。絵本を読むところから小論文の授業が始まるというところが気に入っていた。
●ところどころに解答例を書写するようにアドバイスをしていたが、うちにもいくつかの解答例があるので、書き写すとよい。そして、段落ごとにメモを作って、そのメモを再構成して小論文を書いてみよう。その後、思考マップなどを使って自分の解答例を作ればかなりのレベルになれる。
●このあたりを読んで実行していただければ、十分、脱初心者というか合格できるんぢゃないかな。あとは量ですな。