国語屋稼業の戯言

国語の記事、多数あり。国語屋を営むこと三〇余年。趣味記事(手品)多し。

C.C.ウェーブと私

2022-01-27 20:54:49 | マジック

●最近、とある技法と言うか考え方を私としてはまじめに勉強していた(DVD4時間強、小冊子1冊、本の部分読み3冊)。

●この技法ないし考え方を決定的に自分のものにしたくなったというか、部分的に自分のものにしたというか、要は好きにさせてくれたというのがゆうきとも師の傑作「C.C.ウェーブ」である。

マンスリーマジックレッスン99号の紹介には以下のようにある。

 

★C.C.ウェーブ

観客に、3色のペンのうち1本を選んでもらいます。
その後、4枚のエースの中から想像上で1つのマークを選んでもらいます。
その想像上のカードに、選んだペンで×印を書くふりをしてもらいます。
全て終わった後でテーブルに置いておいた4枚のエースを広げると、なんと実際に観客が選んだエースに観客が選んだペンの色で×印が書かれているのです!

 

●このマジックを初めて知った時は衝撃的だった。私はその頃は見せてもらって良いなと思ったマジックしか演じなかったのだが、これは違った。本(東京堂出版の『ゆうきとものクロースアップ・マジック』)で知っただけで感心し、感動した。エキボックというのは、こういうものなのかと感動したのである。さっきまでエキボックを「とあるマジックの技法ないし考え方」と濁していたのだが、かつてのC.C.ウェーブの記事にあるゆうきとも師のコメントに「エキボック」とあるので、公に書いてもよいのかなということで書いてしまおう。

●当時はとっておきの場で披露しようと思ったものだ。むろん、練習として他の人に見せてはいたが、私にとってそれらはあくまでも練習。もうしわけないが練習であった。

●そんな中、結婚式の二次会で披露することになった。本番にふさわしい。

 C.Cウェーブを×ではなくハートマークで演じることにした。

 先の記事のゆうきとも師のコメントにはこうある。

 

>ハートマークの演出は素晴らしいと思いますよ。

>私自身は口紅とキスマークを使ったり、選ばれた
>ペンで演者が見えないサインをすると本物になる
>といった演出で演じたことがあります。

>前者はシャレた感じにも、コメディにでも料理でき
>ますし、後者は相手に好感を持っていただいた場合、
>良いプレゼントにもなります。

>絶対にミスをしてはいけない部分は、エキボックに
>おける動きと言い回しですので、実はアレンジしやす
>い作品のはずです。

>まあ、そこをサラリとこなすこと自体が難しいのは
>確かですが。

●ゆうきとも師のアドバイスにしたがい、結婚式の二次会でハートマークを使って演じたのはいい思い出。

●あの時の会場は初めは拍手。次になんで? などというささやきあいがあった。

 練習のかいもあって、おそらくうまく演じられたのであろう。マジシャンとしては快感だった。

●機会があれば(妻の友人が結婚するとか)、このC.C.ウェーブを実演すると思う。

 あの快感をもう一度ということである。

 

 

●先のコメントは2007年のものであった。もう15年前かぁ。

 

 

コメント
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