国語屋稼業の戯言

国語の記事、多数あり。国語屋を営むこと三〇余年。趣味記事(手品)多し。

二つの本+α

2024-12-06 17:10:49 | マジック

高重翔

題名『30分のサロンマジックショーをつくろう!』

日本でマジシャンとして活動するにあたり、まず必要なのは「30分のサロンショーパッケージ」💁‍♂️

演目選び、演出、演順、演目間の繋ぎ方や進行表の書き方など、本来は現場でしか得られない情報を公開しています👍

⓵入場 ~ ⑧退場  具体的演目  演目のつなぎ目

 

月の輪うるふ 
●題名「「ウケるルーティンはこう作れ!
エンターテインメントの6STEP理論」
エンターエイトの「エンターテイメントの6ステップ:で経験談(主観的)なことでなく、伝えていきたい。
⓵キャッチ ②アイスブレイス ③ウオームアップ ④■×@*~@(文字数不明) ⑤クライマックス ⑥×■▲*~@(文字数不明)

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

●以上はX(旧Twitter)などで公開されている情報。

 この範囲を基本で書こうとは思う。

 はみだしたらご勘弁。

●「現場でしか」と「経験談(主観的)なことでなく」と、まあ、好対照な情報なんですが、結果として内容は似ている。

●高重翔氏に対して私は高重さまがおしゃっているんだから、間違いのわけがないという信仰心のようなものがあるんだが、この本も同様。信仰心のようなものを持たない人でも安心してほしいが、きちんと抽象化すべきところはされていらっしゃる。ここの部分をつきのわうるふ氏の本と照らし合わせるとよいだろう。違いが面白い。いや、同じところが面白いのか。

●また、つきのわうるふ氏の本の具体例を読んでから、高重翔氏の本を見るもよい。

●ここは! という点をいくつか。

●高重翔氏の本には本物の「進行表」が載っている。わたしのような進行表をまともに作ったことのない私には衝撃的。

 サロンマジックは大変だなぁ。

 また、まとめやさりげない具体例に注目。

 高重翔氏の奥深さがわかる。

 

●つきのわうるふ氏の本は「ワークショップ形式」で自分用のルーティンが作れる。

 これは6STEPに分けてある効果である。

 

●姪っ子が小学生になるので、暴論をはいてしまうのは承知だが。

 高重翔氏の本は書き方のドリルイメージ。まずは、とめはねを含めて間違えなければよい。

 つきのわうるふ氏の本は算数のドリルのイメージ。量をこなすのも良いかもしれない。

 

●どちらの本についてもマジシャンなら無意識にやっているよねと言う方もいるやもしれぬが、言葉にすることが大事なんですよ。

●どちらの本も言語化したことが素晴らしいのである。

 

<余談>

yuTa氏『ほんとになんにも思いつかなかった代わりに勝手にパフォーマンス理論を考えてみました。』

これ、¥0なんですよ。ほんとにいいの?

自分で自分のアクトだか、ルーティーンだか、ショーだか、生き様だかを分析してみるのも良いのではないんですかね。

 

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SPOTLIGHT2 Impromptu Wild Card

2024-12-06 10:31:12 | マジック

SPOTLIGHT2 Impromptu Wild Card

●HESさんのレクチャーノート『SPOTLIGHT』シリーズの2巻である。

●HESさんの作品集またしても、ワイルドカードと思いきや、レギュラーカードによるワイルドカードである。

●ちなみにレギュラーカードによるワイルドカードには苦い思い出があって、生まれて初めて参加したレクチャー(ふじいあきら氏であった)で終了後の食事だか、お茶会だかで、マジックはマニア(ありゃあ、マニアだという外見の人、今ではおれもw)から「好きなマジックは?」と聞かれ、「ワイルドカードです」と答えたら、わたしのワイルドカードが複数入ったパケットケースを見ながら、鼻で笑い、「ふん、私たちはギミックカードなんか使わずにレギュラーカードでワイルドカードを演じるんだよ」と鼻で笑われたのである。

それ以来、マニアが怖くてレクチャーには参加しないくらいである。

もっとも複数種類のワイルドカードを持ち歩いているだけで、尋常ではないのだが。

●閑話休題。

●その恨みを晴らしてくれたのが本書である。

●『Mild』。これが即席版ワイルド・カードというものかあとしみじみさせてくれた作品。

 一読しただけでできるやさしさである。

 スピード感もあってよい。

 手が不自由になってカードマジックから離れる気になっている私にトランプをいじらせた傑作である。

 いいな。カードマジックも。

●『Wide』。

 シンプル。スポットカードが絵札になる。

 それだけで、ワイルドカードの目的は達しているよなあと思った次第。

 個人的にだが、少々くどいくらいに現在のカードの状態を書いてくださるとありがたかった。

 「このとき、上から順に~~になっています」的な文である。

 もっとも文章が煩雑になるかあ。

 どうもカード離れのせいか。もともと、パケットが苦手なせいか。

●『ゆうきとも氏のハンドリング』。

 わたしの好みのカウントは使うわ(ジョン・バノン氏のハンドリングなのか)、ディスプレイもきれいだわ。

 しかも、このディスプレイが合理的ときたもんだっと(植木等風)。

 実に「ゆうきタッチ」である。

 美しくて、合理的というタッチである。

●なお、実演動画がそれぞれにあるので、安心して読めるよ。

 現在、マジケでも買えるし、通販でも(やがて)買えるとこのこと。

●まずは、今回のマジケでは、これが紹介第一号である。

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