●merry(お祭り気分) & hurry(大急ぎ)からきた。
●という嘘を考えた。
※20年近く前の文章。今でもオムライスは好き。
「創作とはオムライス」だという言葉がある(※1)。
オムレツという伝統的な料理があり、一方でチキンライスという確立された料理がある。そんな中で創造的な料理を作るというのは組み合わせることであり、組み合わせるためには、その伝統的で確立された料理を完璧にしていなくてはいけないのだという論理であった。
だから(※2)、私にとってオムライスは大事なものであり、非常に好きであり、しばしば食べる。中村屋に行った時には八割の確率で食べる。たいめいけんに行くと牛肉オムライスとたんぽぽオムライスの選択に迷ってしまう。
個人的には、ケチャップ系の味よりもデミグラ系が望ましいが、カレー系などの邪道というか外道というか、そういうのも好きである。(※3)
しかし、だ。
オムライスを食べるのは非常に難しい。下手な食べ方をすると卵がベチョっとしてしまう(※4)。だからといって、スプーンで卵をきっぱりと切ってしまうのもいかがなものか。「切断」という行為ほど可憐(※5)とも言うべきオムライスに似合わぬ行為もあるまい。かといって、首がおむかえにいくにも、不適当であろう。ラーメンのように食欲を全面に出していい食べ物なら、ともかく、可憐なオムライスに対しては紳士としてふるまいたいではないか。
しかし、紳士淑女諸君よ、案ずることはない。
我々と「オムライス」の歴史ははじまったばかりなのだから(※6)。
※1 筒井康隆氏だったような気がする
※2 「だから」なのか?
※3 ちなみにいずれの場合も卵は「ふんわりと」していること
※4 あ、「ふんわり」卵前提で話しをすすめてる
※5 オムライスの可憐さについては、形状、色彩、皿との対比で妥当であるという日本洋食学会の視覚美学基準表を筆者も妥当と考える。
※6 オチが弱いな
(旧HP2002 05/11の日記の改稿)
●本日は傘の日だそうで。
●以前も書いたかもしれないが、今は昔の思い出である。
●折り畳みの自動開閉傘を東急ハンズで買ったのである。当時としては新しく、珍しいものが好き(今もかなあ)だったので購入したのである。
●だが、だ。
●買って数日経って帰りに雨が降りdしたところ、私はしめしめと思いながら、当時は高級品だった折り畳み自動開閉傘を取り出した。
開いた時である。
バンッと音を立てて傘が壊れたのであるr。もう傘としてさせないくらい壊れた。
私は濡れながら壊れた折り畳み傘とともに帰ることとなった。
●で、だ。
しばらく経って(傘を購入して半年くらいか)、傘売り場に張り紙がしてあったのである。私が購入した傘の代金を返金するという張り紙である。
なんでもバネが強すぎて親指の皮膚を切る可能性があるだとか。怖っ!
●なるほど、バネが強すぎたのね。そりゃ壊れますわ。指の皮が切れなかっただけましか。
●でもって、返金の相談を店員さんとしてみた。
レシートか、領収書はありますか? ないです。
壊れた傘はありますか? 壊れた傘は捨てました、さすがに。
んー、と店員。んー、と私。
私は思いついた。ハンズカード(まだありますか?)に履歴は残っていませんかね。店員さんは、あ、それはあり得ますね。
店員さんは私のハンズカードを片手に確認へ行かれる。
ちょっと恥ずかしいものがある。当時は生徒に薦めていた4色ボールペンを多数買った履歴はあるし、手品道具を多種購入した履歴もある。4色ボールペンを多数買っていたのは、生徒に薦めていたため。100均に対抗するために当時は色々な種類が出ていたのである。細身の4色ペンとか、シャープペン付とか。今もあるんだろうか。隠居してからは3色ボールペンくらいしかいじっていないが。ペンも使用頻度が減るものである。そういえば、傘の購入履歴も意外とあったはず。電車で忘れたり、喫茶店で盗まれたりしたせいである。70センチ~75センチの大型の傘が中心である。当時は80センチの傘もすでに売られていたが、ハンズの店員さんにそっと、これは風に弱いですと耳打ちされ購入しなかったのである。
そんなこんなで店員さんが戻ってくると、履歴、ありました、製造元に確認したところ、返金の対象になりましたとおっしゃってくださった。
返金されたお金はその場で傘の購入に使った。当時としては最新の75センチの折り畳み傘である。
屁ならまだ良いがおならの気の毒さ
いきなりの川柳である。ここから現代文のコツを説明するのも面白かろうと思いついての出だしである。
●現代文が苦手だという方によく言っていたのが、まずは「対比」を意識しようだった。以前、『現代文の解法レジュメ』(幸い、複数の教員、講師の方の支持を受けた記事)に以下のような項目をあげた。
☆「評論文」三大注意事項
作者の独自の主張→ 共有したい!=客観化=文章化
★対比=反対を追う
★変形=(表現レベル・内容レベル)=同義を追う
★論理=(証明過程・接続関係)=接続を追う
●論理を追うのは難しいが「対比」を読み取れると各々のグループで「変形(同義・同類)」を追え、気づかずに「論理」をたどっていけるからである。
●が、だ。
●「対比」がつかめないという方もいらっしゃる。なもんで、まずは川柳という超短い文「章」から攻略しようと思いついたわけだ。
再掲。
屁ならまだ良いがおならの気の毒さ
この川柳で対比されているものに気づけただろうか。それは「屁」と「おなら」である。「屁」=「まだ良い(プラスイメージ)」「が(逆接)」「おなら」=「気の毒さ(マイナスイメージ)」なのである。え? 「屁」と「おなら」が違う? と驚く人もいるだろうが、現代文というのは得てしてそういうものだ。
主要対比パターン
日本―外国 今―昔 精神―物質 プラス―マイナス 作者―一般論
↑上の中の「プラスーマイナス」「作者ー一般論」パターンである。
●では、次は同じく超短い文「章」である俳句から。超メジャーな俳句から。
柿食えば鐘が鳴るなり 子規
●これは文意から読み取ってみよう。柿=味覚、鐘が鳴る=聴覚。柿=現在、法隆寺=歴史的過去などである。ちなみにこのシーンは法隆寺の鐘ではなく東大寺の鐘だったとか。
●次は秋元康先生の『ファンタスティック三色パン』より。
『友達なんて 呼べる人いない
ただの知り合い 付かず離れず
ずっとぼっちが楽だった
だけど偶然が味方してくれたの
ある時気づいたら 仲間がいた
なぜだか心強い』
●ここで「ぼっち」はプラスイメージかマイナスイメージかを考えてみよう。
つまり、「ぼっち」=「楽」で「楽」はプラスイメージだろうか。一方、「仲間がいた=ぼっちでない=心強い」もプラスではなかろうかである。むろん、「楽」より「心強い」の方がプラスだい! とか、「ぼっち」より「仲間」の方がプラスだい! という視点も重要だがここでは客観的に、形式的に「ぼっち」より「仲間」がプラスイメージであるのを証明してほしいのだ。
沈思黙考。
●で、だ。
ここでは「だけど」という逆接を根拠にしよう。「逆接」というのは「しかし・だが・けれども」などのような接続語、接続詞のたぐいである。
逆接は「対比を作る」「後方に主張がくる(ことが多い)」ので、筆者は「仲間がいた なぜだか心強い」を「ぼっち=楽」よりプラスだと言いたいわけだ。
●ここまで読んだ方は「現代文が苦手な高校生(中学生も可)のために」を読解してみよう。
●あ。「屁」と「おなら」の違いを端的に言うと「おなら」は女房言葉なので女性の「屁」説、音が鳴るのが「おなら」説などがある。
●以下、順不同。
●某日。父が亡くなる。
●某日。実家で箱詰め。7箱と思ったら10箱をゆうに越えていたみたい。はやくオークションにかけなくては。あまり数をオークションにかけすぎると発送で混乱するんだよねえ。素人だなあ。もっとも、妻にしてもらっているんだけど。あと、値付けも難しい。早く実家から全部引き上げないと。兄に悪い。
●純銀製の道具、(私にとって)高額だが、8月に購入をすることになる。原価と同じくらいだからお得なんだけどねえ。自分で使いこなせる道具やら。買うためにもオークションで売らなくては。
●昔のUSBメモリ発見。思ったより中身がなかった。昔の自分のバカ。
●マジックトランプブームひとまず、終了。ちなみに裏面は全部同じカード。何というカードかはないしょ。
●「ゆうきともLIVE」受講。マジックに触れる気になる。
●売りネタの練習。
これは封筒に数字を振らずに演じている。
●「ロングカードら(質問があったので追記あり)」、好評。二人のマジシャンから反応をいただく。やはり、カードも動画も出せる記事は深い考察ができるねえ。
●紀良京佑氏の「超・透視術」を妻の前で演じる。エセ関西弁にならないと演じられないのは何故? 不思議な上に面白かったらしく、好評。
●HUEを妻の前で演じる。何故で聞かれるくらい不思議だったみたい。
ws.magic - HUE by Kaan Akdogan and MagicfromHolland Magic Trick
●最後にはトランプをいじったので、ましと思おう。本当はノーマルデックをいじりたいなあ。
以下、第 22 回ゆうきとも LIVEの公表されている内容
2021.6.2 1 時間 44 分 28 秒
⚫ 商品紹介とレクチャーLIVE②について
⚫ ピーター・ケインのトリック
佐藤喜義さんのアイデア
⚫ 5 枚で行うワイルドカード
⚫ 私の好きなマジシャンとその作品 4 回目
二川滋夫
マジックハウスのこと
「インフレーション&デフレーション」
日本クロースアップマジック大賞のこと
数理トリックの名作「フォアテル」のバ
リエーション 2 題
⚫ 油と水クイズ
⚫ 今月の 2 分動画
シンドウさん 水と油
キューピーさん コインズアクロス
かつやさん 見えないカード当て
※分かりやすいジェスチャーとは?
関根さん トライアンフ
※親指のブレイク問題
⚫ クロースアップのリハーサルとは何か?
●以上の100分である。濃かった。濃い100分であった。
毎月、楽しみにしているイベントである。体調がいまいち、いまにでトランプに触れない日が増えてきたが、この「ゆうきとも LIVE」だけはマジシャンに戻れる日である。
●私の中では基本の大事さを振り返る時間である。
ゆうきとも師によるマジック3原則
1、つまらない種明かしはしない。
2、説明はシンプルに、短めに。
3、お互いの幸せを考える。
●上記が私の中の基本である。
●「油と水クイズ」の解説・解答を通じて「説明はシンプルに、短めに」を実感。例えばカードの示し方の重さを知る。具体例を通じてなので、感心することしきり。教育業界に身を置いていた身としては、教育者「ゆうきとも」師の教え方のレベルの高さをすばらしく思う。
むろん、マジシャンとしてもすばらしく、コインマジックの傑作である「インフレーション&デフレーション」をわかりやすく、美しく演じられたのを
●他の方の演技も具体例。「説明はシンプルに、短めに」「お互いの幸せを考える」を実感できた。そもそも「説明はシンプルに、短めに」の根底には「お互いの幸せを考える」がある。
●「ゆうきともLIVE」「ゆうきともオンライン」を見ていると、マジックをしたくなる。
●さぁて、明日はトランプ片手に練習でもしますか。せっかく「クロースアップのリハーサル」の仕方も習ったことだし。