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国語屋稼業の戯言

国語の記事、多数あり。国語屋を営むこと三〇余年。趣味記事(手品)多し。

めりはり(復刻版)

2021-06-19 14:30:00 | 戯言
●元は外来語。

●merry(お祭り気分) & hurry(大急ぎ)からきた。





●という嘘を考えた。






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怖いよな(再掲)

2021-06-18 12:44:00 | 戯言


●文脈はいるまい。

 怖い。




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オムライス

2021-06-17 11:30:27 | 戯言

※20年近く前の文章。今でもオムライスは好き。


「創作とはオムライス」だという言葉がある(※1)。

オムレツという伝統的な料理があり、一方でチキンライスという確立された料理がある。そんな中で創造的な料理を作るというのは組み合わせることであり、組み合わせるためには、その伝統的で確立された料理を完璧にしていなくてはいけないのだという論理であった。

だから(※2)、私にとってオムライスは大事なものであり、非常に好きであり、しばしば食べる。中村屋に行った時には八割の確率で食べる。たいめいけんに行くと牛肉オムライスとたんぽぽオムライスの選択に迷ってしまう。

個人的には、ケチャップ系の味よりもデミグラ系が望ましいが、カレー系などの邪道というか外道というか、そういうのも好きである。(※3)

しかし、だ。

オムライスを食べるのは非常に難しい。下手な食べ方をすると卵がベチョっとしてしまう(※4)。だからといって、スプーンで卵をきっぱりと切ってしまうのもいかがなものか。「切断」という行為ほど可憐(※5)とも言うべきオムライスに似合わぬ行為もあるまい。かといって、首がおむかえにいくにも、不適当であろう。ラーメンのように食欲を全面に出していい食べ物なら、ともかく、可憐なオムライスに対しては紳士としてふるまいたいではないか。

しかし、紳士淑女諸君よ、案ずることはない。

我々と「オムライス」の歴史ははじまったばかりなのだから(※6)。




※1 筒井康隆氏だったような気がする
※2 「だから」なのか?
※3 ちなみにいずれの場合も卵は「ふんわりと」していること
※4 あ、「ふんわり」卵前提で話しをすすめてる
※5 オムライスの可憐さについては、形状、色彩、皿との対比で妥当であるという日本洋食学会の視覚美学基準表を筆者も妥当と考える。
※6 オチが弱いな



(旧HP2002 05/11の日記の改稿)

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思わず電話してしまい…。

2021-06-14 17:00:39 | 日記
⚫大手予備校時代の友人に電話をしてしまう。
⚫今は他の予備校でかなり活躍されているご様子。そんな多忙な方の貴重な時間をいただいてしまった。
⚫やはり、現役の方の話を聞くのは楽しい。かつ、懐かしい。
⚫隠居しているとこちらの現状を伝えたところ、現役復帰を促される。
⚫現役復帰かあ。もうほとんど考えていないことだが、現役最前線講師から言われると少し考えてしまう。
⚫もう少し、うちのブログのカテゴリー国語を拡充しようかねえ。
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傘の日なので

2021-06-11 15:01:52 | 戯言

●本日は傘の日だそうで。

●以前も書いたかもしれないが、今は昔の思い出である。

●折り畳みの自動開閉傘を東急ハンズで買ったのである。当時としては新しく、珍しいものが好き(今もかなあ)だったので購入したのである。

●だが、だ。

●買って数日経って帰りに雨が降りdしたところ、私はしめしめと思いながら、当時は高級品だった折り畳み自動開閉傘を取り出した。

 開いた時である。

 バンッと音を立てて傘が壊れたのであるr。もう傘としてさせないくらい壊れた。

 私は濡れながら壊れた折り畳み傘とともに帰ることとなった。

●で、だ。

 しばらく経って(傘を購入して半年くらいか)、傘売り場に張り紙がしてあったのである。私が購入した傘の代金を返金するという張り紙である。

 なんでもバネが強すぎて親指の皮膚を切る可能性があるだとか。怖っ!

●なるほど、バネが強すぎたのね。そりゃ壊れますわ。指の皮が切れなかっただけましか。

●でもって、返金の相談を店員さんとしてみた。

 レシートか、領収書はありますか? ないです。

 壊れた傘はありますか? 壊れた傘は捨てました、さすがに。

 んー、と店員。んー、と私。

 私は思いついた。ハンズカード(まだありますか?)に履歴は残っていませんかね。店員さんは、あ、それはあり得ますね。

 店員さんは私のハンズカードを片手に確認へ行かれる。

 ちょっと恥ずかしいものがある。当時は生徒に薦めていた4色ボールペンを多数買った履歴はあるし、手品道具を多種購入した履歴もある。4色ボールペンを多数買っていたのは、生徒に薦めていたため。100均に対抗するために当時は色々な種類が出ていたのである。細身の4色ペンとか、シャープペン付とか。今もあるんだろうか。隠居してからは3色ボールペンくらいしかいじっていないが。ペンも使用頻度が減るものである。そういえば、傘の購入履歴も意外とあったはず。電車で忘れたり、喫茶店で盗まれたりしたせいである。70センチ~75センチの大型の傘が中心である。当時は80センチの傘もすでに売られていたが、ハンズの店員さんにそっと、これは風に弱いですと耳打ちされ購入しなかったのである。

 そんなこんなで店員さんが戻ってくると、履歴、ありました、製造元に確認したところ、返金の対象になりましたとおっしゃってくださった。

 返金されたお金はその場で傘の購入に使った。当時としては最新の75センチの折り畳み傘である。

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現代文入門~対比をつかもう~

2021-06-10 20:16:35 | 国語

屁ならまだ良いがおならの気の毒さ

いきなりの川柳である。ここから現代文のコツを説明するのも面白かろうと思いついての出だしである。

●現代文が苦手だという方によく言っていたのが、まずは「対比」を意識しようだった。以前、『現代文の解法レジュメ』(幸い、複数の教員、講師の方の支持を受けた記事)に以下のような項目をあげた。

☆「評論文」三大注意事項
  作者の独自の主張→ 共有したい!=客観化=文章化
 ★対比=反対を追う
 ★変形=(表現レベル・内容レベル)=同義を追う
 ★論理=(証明過程・接続関係)=接続を追う

●論理を追うのは難しいが「対比」を読み取れると各々のグループで「変形(同義・同類)」を追え、気づかずに「論理」をたどっていけるからである。

●が、だ。

●「対比」がつかめないという方もいらっしゃる。なもんで、まずは川柳という超短い文「章」から攻略しようと思いついたわけだ。

再掲。

屁ならまだ良いがおならの気の毒さ

この川柳で対比されているものに気づけただろうか。それは「屁」と「おなら」である。「屁」=「まだ良い(プラスイメージ)」「が(逆接)」「おなら」=「気の毒さ(マイナスイメージ)」なのである。え? 「屁」と「おなら」が違う? と驚く人もいるだろうが、現代文というのは得てしてそういうものだ。

主要対比パターン
 日本―外国   今―昔  精神―物質  プラス―マイナス 作者―一般論
 

↑上の中の「プラスーマイナス」「作者ー一般論」パターンである。

●では、次は同じく超短い文「章」である俳句から。超メジャーな俳句から。

柿食えば鐘が鳴るなり  子規

●これは文意から読み取ってみよう。柿=味覚、鐘が鳴る=聴覚。柿=現在、法隆寺=歴史的過去などである。ちなみにこのシーンは法隆寺の鐘ではなく東大寺の鐘だったとか。

●次は秋元康先生の『ファンタスティック三色パン』より。

『友達なんて 呼べる人いない
ただの知り合い 付かず離れず
ずっとぼっちが楽だった

だけど偶然が味方してくれたの
ある時気づいたら 仲間がいた
なぜだか心強い』

●ここで「ぼっち」はプラスイメージかマイナスイメージかを考えてみよう。

つまり、「ぼっち」=「楽」で「楽」はプラスイメージだろうか。一方、「仲間がいた=ぼっちでない=心強い」もプラスではなかろうかである。むろん、「楽」より「心強い」の方がプラスだい! とか、「ぼっち」より「仲間」の方がプラスだい! という視点も重要だがここでは客観的に、形式的に「ぼっち」より「仲間」がプラスイメージであるのを証明してほしいのだ。

沈思黙考。

●で、だ。

ここでは「だけど」という逆接を根拠にしよう。「逆接」というのは「しかし・だが・けれども」などのような接続語、接続詞のたぐいである。

逆接は「対比を作る」「後方に主張がくる(ことが多い)」ので、筆者は「仲間がいた なぜだか心強い」を「ぼっち=楽」よりプラスだと言いたいわけだ。

●ここまで読んだ方は「現代文が苦手な高校生(中学生も可)のために」を読解してみよう。

 

●あ。「屁」と「おなら」の違いを端的に言うと「おなら」は女房言葉なので女性の「屁」説、音が鳴るのが「おなら」説などがある。

 

 

 

 

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マジックのリハビリと日記121

2021-06-08 20:41:56 | マジックのリハビリと日記

●以下、順不同。

●某日。父が亡くなる。

●某日。実家で箱詰め。7箱と思ったら10箱をゆうに越えていたみたい。はやくオークションにかけなくては。あまり数をオークションにかけすぎると発送で混乱するんだよねえ。素人だなあ。もっとも、妻にしてもらっているんだけど。あと、値付けも難しい。早く実家から全部引き上げないと。兄に悪い。

●純銀製の道具、(私にとって)高額だが、8月に購入をすることになる。原価と同じくらいだからお得なんだけどねえ。自分で使いこなせる道具やら。買うためにもオークションで売らなくては。

●昔のUSBメモリ発見。思ったより中身がなかった。昔の自分のバカ。

●マジックトランプブームひとまず、終了。ちなみに裏面は全部同じカード。何というカードかはないしょ。

●「ゆうきともLIVE」受講。マジックに触れる気になる。

●売りネタの練習。

これは封筒に数字を振らずに演じている。

「ロングカードら(質問があったので追記あり)」、好評。二人のマジシャンから反応をいただく。やはり、カードも動画も出せる記事は深い考察ができるねえ。

紀良京佑氏の「超・透視術」を妻の前で演じる。エセ関西弁にならないと演じられないのは何故? 不思議な上に面白かったらしく、好評。

●HUEを妻の前で演じる。何故で聞かれるくらい不思議だったみたい。

ws.magic - HUE by Kaan Akdogan and MagicfromHolland Magic Trick

●最後にはトランプをいじったので、ましと思おう。本当はノーマルデックをいじりたいなあ。

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根性

2021-06-05 17:57:23 | 戯言
なかなか根性のある草。
電柱とコンクリートの隙間から生えている。
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『第 22 回ゆうきとも LIVE』を視聴して

2021-06-03 22:00:00 | マジック

以下、第 22 回ゆうきとも LIVEの公表されている内容
   2021.6.2  1 時間 44 分 28 秒
 ⚫ 商品紹介とレクチャーLIVE②について
 ⚫ ピーター・ケインのトリック
    佐藤喜義さんのアイデア
 ⚫ 5 枚で行うワイルドカード
 ⚫ 私の好きなマジシャンとその作品 4 回目
   二川滋夫
    マジックハウスのこと
    「インフレーション&デフレーション」
    日本クロースアップマジック大賞のこと
    数理トリックの名作「フォアテル」のバ
    リエーション 2 題
 ⚫ 油と水クイズ
 ⚫ 今月の 2 分動画
   シンドウさん 水と油
   キューピーさん コインズアクロス
   かつやさん 見えないカード当て
    ※分かりやすいジェスチャーとは?
   関根さん トライアンフ
    ※親指のブレイク問題
 ⚫ クロースアップのリハーサルとは何か?

 

●以上の100分である。濃かった。濃い100分であった。

 毎月、楽しみにしているイベントである。体調がいまいち、いまにでトランプに触れない日が増えてきたが、この「ゆうきとも LIVE」だけはマジシャンに戻れる日である。

●私の中では基本の大事さを振り返る時間である。

 ゆうきとも師によるマジック3原則
   1、つまらない種明かしはしない。
   2、説明はシンプルに、短めに。
   3、お互いの幸せを考える。

●上記が私の中の基本である。

●「油と水クイズ」の解説・解答を通じて「説明はシンプルに、短めに」を実感。例えばカードの示し方の重さを知る。具体例を通じてなので、感心することしきり。教育業界に身を置いていた身としては、教育者「ゆうきとも」師の教え方のレベルの高さをすばらしく思う。

 むろん、マジシャンとしてもすばらしく、コインマジックの傑作である「インフレーション&デフレーション」をわかりやすく、美しく演じられたのを

●他の方の演技も具体例。「説明はシンプルに、短めに」「お互いの幸せを考える」を実感できた。そもそも「説明はシンプルに、短めに」の根底には「お互いの幸せを考える」がある。

●「ゆうきともLIVE」「ゆうきともオンライン」を見ていると、マジックをしたくなる。

 

●さぁて、明日はトランプ片手に練習でもしますか。せっかく「クロースアップのリハーサル」の仕方も習ったことだし。

 

 

 

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名猫伝~マサムネ編~(再掲)

2021-06-02 10:51:00 | Cat
●彼との出会いは特殊なものであった。

 隣の廃屋で猫の声が聞こえ続けるので、隣の家にシンニュウしたところ(犯罪だろうか、もう時効だし、猫助けだし、許されてもいいと思う)風呂桶の中で一人鳴いていたのである。

 つるつる滑るのに登ろうとしていたのである。しかも、子猫にとっては結構な高さだ。

 おそらくは母猫はそこで子を産み、彼を置いていったらしい。彼だけ(普通、猫は複数匹の子を産みますよね)が取り残されたのは、偶然か、それとも何かしらの理由―例えば生存競争にスタートの時点で負けている猫であったとか―があったのかはわからないのだけれども、「見義不為、無勇也」の精神で家に連れて帰った。

 なぜに勇気が必要だったかというとウチには当時、猫が8匹おり、猫同士の関係も複雑で、これ以上、家庭内猫を増やすのも限界かと思われたからである。

 ちなみに我が家では猫を飼うのは家庭内と決めており、外猫になったのは一匹しかいない。

●しかし、子猫の力は偉大である。何故にああもかわいいのか。

 私が責任をもって飼うということで、飼うことが決定した。

 その責任の一つがミルク(猫用)をあげるであった。さすがにいつもというわけではない(学校に通っていたからね)が、彼の最初の食事は私が行った。

 彼の大きさとさほど変わらぬ大きさの哺乳瓶なのに、すごい勢いで飲んでいった。

 ほんとうに「ちゅー」という擬音は正しいのだなと感心した。

 飲み終わったあと、悲劇が起きた。

 鼻と口からミルクを吐き出したのである。

 母はげっぷをさせたかと聞いてきた。そういうものなのかと思い、もう一度、哺乳瓶でミルクをあげてから、背中をさすり、げっぷをさせると本当に吐き出さなかった。

●その後も私による(母の協力も大きかったが)子育ては続き、名前も「マサムネ(愛称;マチャムネ)」に決まった。

 白と黒の猫で片目に黒い部分がかかっていたので独眼竜になぞらえたわけだ。

●こんな悲喜劇もあった。

 私に甘えた彼は爪をたてながら私をよじ登り、肩まで到達した後、頭から落ちていったのだ。

 子猫にとっては結構な高さである。彼はピクリとも動かなくなった。

 「し、死んだ?」と思い、怯えていたら、いきなり彼は頭を振りながら立ち上がり、走りだしたのだ。

 頭をうってしまい、どうかしてしまったのだろうか。私は不安だったが。まあ、普通の猫であった。

●8匹の先住猫たちからは適度に距離を置かれながらも、彼の天真爛漫な性格ゆえからか、ケンカになることはなかった。

 冬のこたつの中でなら一緒にいてもいいくらいの距離にいたのである。

●一度、彼が病気で七転八倒するのを見たことがある。

 突然、暴れまわったのだ。あとで医師に聞くと、自力で立てなくなったことにパニックになって暴れたのであろうということだ。

 私は彼を責任持って育てている以上、まずは彼を暴れさせないことにした。

 バスタオルを左腕に巻き、彼のお腹のあたりに置いた。彼は私の上にしがみつき、私は右手で背中を撫で、落ち着かせた。

 これがいい判断だったのかよくわからないが、彼を無事に病院へ連れていけたので、当時の自分としてはよくやったと思う。

 持病があったあたり、生存競争には、あまり向いてなかったのかもしれない。

●持病持ちの割には長生きした(18歳くらいまで生きた)彼の人生(猫生なんて言ってやるもんか)の終わりは老衰としか言いようがなかった。

●私が噛みくだいたものしか食べなくなっていた。あとは点滴であった。

 私が食卓に着くとストーブの前の箱からよたよたと這い出し、片手を私の膝に置く。

 私は噛みくだいた食べ物を彼に与える。ちなみに母はソーセージを二本余分に皿に盛るようになった。

 マサムネの分である。

●最期の日は、こうである。

 朝、起き上がり、私から食事をもらう。ソーセージ一本分も食べたかどうか。

 仕事(もう私は社会人になっていた)から帰ると、もう、箱から出られなくなっていたが、食卓に座ると私の方をじっと見て、くしゃみを一つして、顔をぱたんとさせた。

 食事を終えた(ソーセージを二本余計に食べた)後、おやすみをマサムネに言い、頭をなでると死んでいた。

 やすらかな顔だったと思う。



●最初から最後まで私が食事を与えた猫である。

 名猫でないわけがないのである。


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