旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

デリケート・アーチへ歩く~アーチーズ国立公園

2012-04-14 20:17:59 | アメリカ西部
午後三時過ぎ、アーチーズ国立公園への入り口となるモアブの町へ到着。明日の朝に予定している気球ライドの手続きをしてからホテルにチェックイン。
午後四時過ぎにアーチーズ国立公園一回目の見学へ。

明日朝の気球ライドがどうなるかは天候次第でわからないが、行けた場合その後にさらにハイキングをする余力があるとは思えない。青空とは言えないが、幸い天候も悪くないので今日のうちにデリケート・アーチまで歩く事にした。

デリケート・アーチはユタ州の車のナンバープレートのひとつにもなっているぐらいで、州を代表する景観を誇る。
しかし、この景観はバスでさっと行って見える場所には、ない。片道一時間弱、ずっと登りの道を歩き続けた人だけが出会えるのだ。時間もかかるし天候によって行けない事もあるのだから、四月の今日、雪にも遭わず暑すぎもせずにデリケート・アーチへの道をたどれるのを喜びたい。

駐車場から土の道を少し歩くと、日陰のない岩肌を登り始める。
トレイルには目印があるが、なんせ似たような岩肌だから、時々「あれ?どっち」とおもうような場所もある。
岩肌を登り続けて、この最後の壁の向こうへ回り込むと…

いきなり眺望が開けて、多くの場合同時にびゅうびゅうと突風にみまわれる事になる。帽子どころかあおられて転落しないように注意。※下の写真は拡大してご覧下さい。

風に負けずに近くまで歩いていこう

再び駐車場まで一時間弱歩いて、十人乗りのバンに乗り込む。しばらく先にこのデリケート・アーチを逆から見ることが出来る場所がある。そこから見える姿は少々遠いと言わざるをえないだろう。
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モアブに戻り、夕食はアドベンチャー会社の人が進めてくれたイタリア料理店「ジェイズ・パスタ」へ。席数はけっこうあるのだが、地元のひとたちもひっきりなしに訪れて午後七時半前に二十分待ちで席についた。
ワインはモアブ近郊でつくられているという赤を。このラベル、きれいですね。
料理もアメリカ西部の田舎町と前置きしなくて、おいしいと思えるものだった。
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モニュメント・ヴァレー~吹雪から青空へ

2012-04-14 08:32:44 | アメリカ西部
モニュメント・ヴァレーを見晴らすホテル、THE VIEWで目覚める。ここからの眺めは絶景。http://komatsusin.hopto.org/koma/modules/myalbum/photo.php?lid=2064&cid=149
朝8時に地元ナバホ族の人が運転するジープが迎えにきた。乗り込んだ時、粉雪がふきつけてきた。駐車場も雪が風に模様をえがいている。
フィールドへ降りていくと、パンフレットには載らない壮大なモニュメント・ヴァレーの吹雪景色。
このあたりはけっこう標高が高いので、春先まで雪は降る。

幸いしばらくして雪は止んで、時折陽が射してきた。気温は低いけれど風はそれほどない。

ナバホ族の案内でなければ行けない地区へ入り、「太陽の目」「ビッグ・ホーガン」そして、スージーさんの家を訪問。六年前にはじめてお会いした時すでに九十歳近いという話だったが、今年は九十二あるいは九十六歳という話で…つまりははっきりした年齢はわからない。

今年もお元気で、しっかりした大きな手で羊の毛を漉いて糸をよっていくのを見せてくれる。帰り際、みんなと握手するととても良い笑顔をみせてくれた。人は、いくつになっても人とかかわっていたいにちがいない。

ビッグサム※左の親指のような岩にて、青空の下、ナバホ族のフランクさんと共に。
午前11時に絶景ホテルTHE VIEWを出発。北へ向かいアーチーズ国立公園へ移動する道。映画「フォレスト・ガンプ」で有名になった場所で振り返ると、モニュメント・ヴァレーは再び雪にけむっていた。


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ユタ州へ入り、ナバホ部住区内のツイン・ロックスで昼食。
アーチーズ国立公園まで一時間ほどの場所になると、北東方向にラ・サール山脈が見えてくる。12721フィートということだから、標高3900メートルほど。富士山よりも高い尾根である。
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