旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

北極圏への夜行列車の夜明け

2013-01-24 09:10:30 | フィンランド
昨夜21:52にヘルシンキを出たサンタクロース・エクスプレスは午前10:40にロバニェミに到着する。切符は近頃こんなコードを車掌さんが「ピっ」とするだけ。
この時間に到着する列車を選んだのは、明けゆく北極圏の朝を列車から楽しみたいと思ったから。
夜明け前の薄い蒼がやってくるフィンランドの基幹産業の一つである木材を積んだ列車が南へ降りてゆくのにすれ違う

午前九時前にようやく地平線に小さな太陽が空いた食堂車で5ユーロのチンっピザを朝食にしながら見ている
みなさんコンパートメントの廊下に出て

明るくなった頃、ロバニェミ駅に到着
ホームそのものに車が入ってこられる構造で、スーツケースを持っていくのも楽

十一時過ぎにロバニェミから北へ少しいったところにある「サンタクロース村」へ。写真で空中に張られた線が見える、ここからが北極圏となる。

サンタのオフィスは写真撮影禁止。入場無料で誰でもサンタに会える! でも運営費を写真で稼ぐサンタさん
久しぶりに入場したが、以前よりもずっと凝った演出になっていた。「プレゼントを同じ日に配るために時間を操作できる大きな時計」までありました(笑)

昼食は昔のフィンランド風に木のプレートに乗せられたサーモン、けっこうおいしいです。

※裏話だが、このサンタ村にあるレストランにも、昨年から別のサンタが常駐するようになった。「同じサンタ村に二か所のサンタと会える部屋をつくるのはどうなの?」という対立があったが、結局レストランは「客寄せサンタ」を置いております。

サンタ村でちょっとだけトナカイソリの体験。今回の旅は一般ツアーと違ってこういう時間を設けなかったので、少しでも体験していただけてよかったです。ソリが出発する段になると、先頭に自分の定位置としてワンちゃんが乗ってきました


ロバニェミからルオストまで約一時間半のバス移動。部屋に入る前に小さなスーパーで買い物
日本から持ってきた食材と、タリンとヘルシンキとここで買った食材とで、今晩は持ち寄りクッキング夕食です
ミニトマトとブイヨンでつくったソースにパンチェッタでパスタ、ルッコラたっぷりそれぞれログハウスの小屋が部屋なので、十人ならばこうやって集まることが出来る
暖炉の火も暖かに燃え

いろいろ作った中で、ヘルシンキのマーケットで買ったサーモングリルが一番おいしく感じたのは、ひとえに小松の料理の腕前が至らなかったせいです、すんません(笑)

デザートにしっかりアイスも買っておられました

さて、近くの凍った湖でオーロラ待ちしましょうか、きれいに星も出ているし
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