《手造の旅》フィンランド砕氷船とエストニア8日、第六日目。
十年前に乗ったこの砕氷船が今回の旅を造るきっかけだった。それだけ印象的な体験なのである。
ロバニェミからケミの港まで一時間半
氷結したボスニア湾にうかぶ砕氷船SAMPO号が見えてくる。
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★SAMPO号は1960年に建造され、1987年まで現役の砕氷船であった。SAMPOとは、フィンランドの叙事詩「カレヴァラ」に出てくる魔法の「箱」※形状としては石臼のように表されるようだ。話はこれをめぐって争う老英雄と魔女が、最後にはSAMPOを壊して海に沈めてしまう。これによって北の海は豊かになったのだと言われたりする。
19世紀にも同名の船があったのを引き継いで建造されたこのSAMPO号二代目がこの船。だが、砕氷船は後に続く船のために氷の海に道をつくるのが仕事、船が大型化していったので、1987年、引退が決まった。
折よく、ケミ市にそれに目を付けたJuhani Leinoという人物があった。百万フィンランド・マルカでケミ市に買い取られたSAMPO号は世界初の観光砕氷船としてデビュー、数年のうちにケミを代表する有名観光地になったのである。
乗船すると担当のESSIさんが迎えてくれた。彼女は少し日本語を話す。ケミで生まれ育ち、今は学校でフィンランドに住むことになった外国人を教えているという。だから、日本語も少し勉強したのだとか。
砕氷船は現在土日しか運航していないので、彼女のもうひとつの仕事場なのだ。
船内観光も彼女が案内してくれる。
デッキで船底の厚さが普通の船の三倍であることを実物を見せてくれいるところ
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なかなか見ることができないだろうこの眺め
船内のポストで投函すれば、この船のスタンプを押してくれるそうだ
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おみやげに熊の肉(左)とトナカイの肉(右)の缶詰が売られている
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昼食はサーモンスープとパンだけ。でも、これ、十年前と変わらずにとても美味しかった。
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★いよいよ氷海で泳ぐ体験の時間
案内されていった先にはこんな巨大なゴムスーツがつるしてあった
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サイズは二種類。小さい方を選んでも日本人ならぶかぶかになるのは仕方がない。服を着たまま全身これで包まれ、顔だけ出すようにジッパーが止められる。足は裃みたいになってしまうのをなんとか足首のベルトで止めて氷上へ降りる
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砕氷船がつくった海面に、およぐというよりもぷかっと浮かぶ。
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ぶかぶかなのは、その服の間にある空気で浮くためなのだろう。このスイムスーツ何着あるのだろう?乗り組み観光客は今日101人だったのに、だいぶ待たされた方もあった。150人の満員だったら、混雑しいてたいへんだろう。
途中までスノーモービルで凍った海をドライブしてきて乗船し、この氷海体験をしてからまたスノーモービルで去って行ったドイツ人グループもあった。
午後四時下船
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ケミのクムルスホテルで、ちょっと早い夕食。ケミの街の砕氷船と並ぶ名物であるルミ・リンナ=氷の城が本日オープンするので、そのセレモニー見学をすることにしていた。アラカルトで各自好きなものを。これはトナカイ肉
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海に面してつくられた第18期ルミ・リンナ=氷の城は18時にオープン。入口はこの口
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入った屋外ステージで18時からコンサート。後ろの氷の城の屋上が炎のように赤くなる。
ピアノだけ置かれた小さなステージもライティングがどんどん変化してゆく
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あ!花火があがった→
十年前に乗ったこの砕氷船が今回の旅を造るきっかけだった。それだけ印象的な体験なのである。
ロバニェミからケミの港まで一時間半
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★SAMPO号は1960年に建造され、1987年まで現役の砕氷船であった。SAMPOとは、フィンランドの叙事詩「カレヴァラ」に出てくる魔法の「箱」※形状としては石臼のように表されるようだ。話はこれをめぐって争う老英雄と魔女が、最後にはSAMPOを壊して海に沈めてしまう。これによって北の海は豊かになったのだと言われたりする。
19世紀にも同名の船があったのを引き継いで建造されたこのSAMPO号二代目がこの船。だが、砕氷船は後に続く船のために氷の海に道をつくるのが仕事、船が大型化していったので、1987年、引退が決まった。
折よく、ケミ市にそれに目を付けたJuhani Leinoという人物があった。百万フィンランド・マルカでケミ市に買い取られたSAMPO号は世界初の観光砕氷船としてデビュー、数年のうちにケミを代表する有名観光地になったのである。
乗船すると担当のESSIさんが迎えてくれた。彼女は少し日本語を話す。ケミで生まれ育ち、今は学校でフィンランドに住むことになった外国人を教えているという。だから、日本語も少し勉強したのだとか。
砕氷船は現在土日しか運航していないので、彼女のもうひとつの仕事場なのだ。
船内観光も彼女が案内してくれる。
デッキで船底の厚さが普通の船の三倍であることを実物を見せてくれいるところ
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なかなか見ることができないだろうこの眺め
船内のポストで投函すれば、この船のスタンプを押してくれるそうだ
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おみやげに熊の肉(左)とトナカイの肉(右)の缶詰が売られている
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昼食はサーモンスープとパンだけ。でも、これ、十年前と変わらずにとても美味しかった。
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★いよいよ氷海で泳ぐ体験の時間
案内されていった先にはこんな巨大なゴムスーツがつるしてあった
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サイズは二種類。小さい方を選んでも日本人ならぶかぶかになるのは仕方がない。服を着たまま全身これで包まれ、顔だけ出すようにジッパーが止められる。足は裃みたいになってしまうのをなんとか足首のベルトで止めて氷上へ降りる
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砕氷船がつくった海面に、およぐというよりもぷかっと浮かぶ。
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ぶかぶかなのは、その服の間にある空気で浮くためなのだろう。このスイムスーツ何着あるのだろう?乗り組み観光客は今日101人だったのに、だいぶ待たされた方もあった。150人の満員だったら、混雑しいてたいへんだろう。
途中までスノーモービルで凍った海をドライブしてきて乗船し、この氷海体験をしてからまたスノーモービルで去って行ったドイツ人グループもあった。
午後四時下船
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ケミのクムルスホテルで、ちょっと早い夕食。ケミの街の砕氷船と並ぶ名物であるルミ・リンナ=氷の城が本日オープンするので、そのセレモニー見学をすることにしていた。アラカルトで各自好きなものを。これはトナカイ肉
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海に面してつくられた第18期ルミ・リンナ=氷の城は18時にオープン。入口はこの口
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入った屋外ステージで18時からコンサート。後ろの氷の城の屋上が炎のように赤くなる。
ピアノだけ置かれた小さなステージもライティングがどんどん変化してゆく
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あ!花火があがった→