旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

大英博物館を見てからヘルシンキへ

2014-03-11 14:45:11 | イギリス
「はじめて大英博物館」の
18才がいちばん興味があるのは、やはりロゼッタストーンをはじめとするエジプトセクションであった。そういえば自分もそうだった。

四半世紀も前、自分がはじめて訪れた時にはガラスケースになど入っていなかったし、簡単に触れることが出来るほどだった。今、ゆっくり見るには、むしろ19世紀に作られた精巧な模造品の方が良い。

この写真はレプリカの方だが、これをホンモノとして展示しても分かりますまい。

それにしてもここエジプトセクションは良いモノが揃っている。
19世紀当時でなければ、ロンドンに持ってはこられなかっただろう品々いろいろな動物のミイラ歴史に興味がなくても興味をそそられるに違いないギザのスフィンクスのひげ。王の代わりに日替わりで働くウシャブティ

もっと古いメソポタミア文明、マスチフ犬がいた

グリフォンの銀製リュトン古代のボードゲーム版儀式の様子を描いた焼き物のボード

古代ローマのガラスカメオ製、元の所有者の名前から通称「ポートランドの壺」と呼ばれるジョサイア・ウェッジウッドがこれを精巧にコピーしたことで知られている。

*中世ヨーロッパ15世紀ぐらいだろうか、「愛の騎士道」と呼ばれる楯。いつもあるいているセクションにあったのだが、今回リクエストにより調べて、はじめてちゃんと見た

いつも目には入っていても、まだまだ理解していないモノがたくさんあることに気づかされる。

*中南米セクションより

**
グレート・コートにあるレストランは、その時々の展示とリンクしたメニューを考案している。
●バイキング展にちなんだ前菜からNETTLEのスープ。ネトルとは調べてみるとイラクサの一種で若い葉は食べられるんだそうな卵とチャイブという浅葱に似た薬味が添えられている。
●同じくバイキングメニューからサーモン上に載せられているのはボルシチにつかうビーツのピクルス。ディルがよくあっています。
●米の代わりにスペルト小麦(辞書にはヨーロッパで家畜用に栽培されてきたとある。バイキングの素食をおもわせます(笑))つかったリゾット。春の野菜と共においしく
●シーバス(スズキ)のグリル。根セロリがそえられている

大英博物館のレストラン、美味しく食べられます(^^)

***
食事のあとも大英博物館ワンダーランドを楽しむ、解説が理解できなくても、人類の珠玉の傑作はおもしろいものがたくさんある

****
夕方六時半の飛行機でヘルシンキへ向かう飛行機へ向かうバスでメキシコからの団体客と一緒になった。彼らは長ーいフライトのあとロンドンで乗り換えてフィンランド観光へ向かう途上だった。日本人の目からは「欧米人」と見えているのではじめフィンランド人かと思ったが、つたない英語で話してやっとわかった「日本からはヘルシンキまで何時間かかるの?」


機内食、ちょっと良い席でしたのでこんな
大英博物館で買ったiPhoneカバー、白と黒のロゼッタストーン柄二種。どちらにしようかなぁ

ヘルシンキに到着したのは23時半だったが、古い友人が迎えに来てくれていた。駅前のホテルにチェックインする前に、誰もいない真夜中の元老院広場へつれていってくれるエスプラナーディ通りもひっそり美しいはじめて行く街のこういう第一印象を、ずうっと先になってから思い出したりするものだ。

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自然史博物館とV&Aへ

2014-03-11 11:50:56 | イギリス
イギリスらしい朝食

ホテルを出ると、思ったより風が冷たかったので£4で青いスツールを買った。
こちらにて

ロンドンを動くにはやはりオイスターカードを持っておいた方が便利グリーンパークのリスとこんにちわして定番のバッキンガムの衛兵交代


きのうの暖かさとはずいぶん違う。今日は屋内を楽しむことにしよう。化石いっぱいの「自然史博物館」はお城のような建物
入ってすぐに巨大な恐竜の骨格がこれでもかと並んでいるこっちは動いてました

太古の歴史など理解がなかった時代に、恐竜は「悪魔」かなにか禍々しいものと思われていたのかもしれない。それでも、どんな時代にもこういうモノに興味を持つ人はずうっといた。このメアリー・アニングという19世紀はじめの女性は、十代の時にぐうぜん化石を掘り当てた事がきっかけで、生涯化石を掘り続けたこの海竜は彼女が最初に見つけたもの周囲からの軋轢もあったでしょうね。

この建物、細部の彫刻も気が利いております

絶滅したモアの複製や、ドードーのはく製もみてから、館内のカフェで遅めのランチ。
このカルボナーラ、わるくないけれど、わたしがつくる方がおいしいかな(^^)

**すぐ隣のV&Aヴィクトリア&アルバートへ行く。こちらも無料。

玄関を入ると吹き抜けにヴェネチアングラスとおぼしきモダンなシャンデリアルネッサンスの回廊には15世紀を中心にしたセレクションがイタリアのような空間を演出している一角のロマネスク・ゴシック調のユーモラスな彫刻

近くの展示室に入ると、ひと目でリーメンシュナイダーと分かる木彫があったイタリアルネサンスと同時期15世紀末から16世紀はじめのドイツで活躍したリーメンシュナイダーは、その描写になんとも言えない「誠実さ」を感じるのだ。

いちどは忘れ去られていた彼の作品は19世紀に再発見され、今は世界中の博物館に所蔵されている。

あ、こっちも楽しい

***
ホテルへの帰路、ちょっとお疲れというので大英博物館目の前のパブで食事をメニューはイギリスの定番フィッシュ&チップス思いのほか(失礼)おいしくいただきました。

ホテル・ラッセルへ帰着。ここもお城のようですね

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