旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

ラヴェッロ~アマルフィの奥座敷へ

2014-03-30 12:19:22 | イタリア
ナポリ駅前のホテル、朝食は一番上の階で、朝焼けに映える近くの教会のドームが見えたナポリ連泊の中日、一日かけてアマルフィ海岸を訪れるゆったりした日。休日なので道も空いている。一時間半しないでポジターノこの景色が有名

さらに一時間弱走って、エメラルド洞窟に到着。トイレはすぐ前にある陶器屋さんのを使わせてもらう。陶器ならば地中海の陽射しでも色があせないから庭の装飾に良い。絞ったオレンジジュースも赤くておいしい

エレベーターで海岸まで降り、ボートで洞窟内へここは明日行くカプリの「青の洞窟」とは違う雰囲気。やはり海面下の穴から光が入ってきているのでこんなエメラルド色になるのです

さらに走って、アマルフィ十世紀以前から海洋都市として栄えた街だが、かつての港は地震で海に沈んでしまっているという。階段の上の大聖堂、現在みる姿は19世紀にビザンチン風につくられたもの入口の扉は中世にコンスタンチノープルから持ってこられたもので、その寄進者の名前が刻まれている。十二使徒のひとり聖アンドレのところだけがピカピカに光っているのは、この聖堂の地下に彼の遺体が安置されているから

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アマルフィの迷宮を一時間ぐらい散策して、今度は山の上のラヴェッロにのぼってゆく。この道はほんとに細くてすれ違うのに苦労する夏場ならこんな事は一度ですまない。

小さな町はラヴェッロだけではない、別の高台に美しいロマネスクの後陣が見えた。建物は壊れてしまって窓から空が見えている

到着したラヴェッロ、少し歩いて、葡萄棚が美しい屋外のテラス席で昼食海まで見晴らせるテラスでゆっくりと楽しむ、今回いちばん楽しめるランチとなった。
前菜のムール貝とかぼちゃのリゾット

小さなラヴェッロだが見るべき場所はけっこうある。以前に自分で造った行程でも訪れたが、一か所選ぶならばやはりルフォロ荘だろう。写真で右に見える四角い塔の入り口を入ってゆく。
2007年に訪れた時の日記はこちらからお読みいただけます。

アマルフィ海岸が見晴らせる
この天空からの眺めは忘れがたい


帰路はソレント半島を超えて別の道からナポリを目指す。
ベスビオ山が見えて、休日の早い時間だから一時間半ほどで市内のホテルに戻れるだろう
コメント
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