旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

《手造》ミーヴァトン周辺をめぐる一日

2014-09-06 04:00:27 | アイスランド
ミーヴァトン湖南岸に位置するホテルの窓から、朝焼けの空に煙を上げる地熱地帯を遠望する今朝はいままでにない快晴。ゆっくり出発の10時になってより青空が際立つ。遠くに見えるは…我々が日本を出発する前日に噴火をはじめたというバルダルブンガなのだとドライバーさんがおしえてくれた。

「山頂じゃなくて斜面に4kmの長さの裂け目が出来て、そこから赤く溶岩が出ている」のだそうだ。吹き上げているのは水蒸気煙で灰ではないのだそうだ。
80㎞遠方でも、夜は赤く噴火のほのうが見えるそうな。

水深平均2メートルほどのミーヴァトン湖は溶岩のつくりだした複雑な風景が美しい

*今日はじめの見学地はディムボルギルは、溶岩奇岩の立ち並ぶ場所
三十分から二時間まで各種トレイルがある。ひとつの見どころはドームのようになった「教会」と名付けられた場所

こんな場所に縦横に道がつけられている

戻ってくる頃、どどっと人が増えたと思ったら、クルーズ船からのバスが到着したのだった。90キロ離れたアークレイリからやってくる。
ここはアイスランドのサンタクロースという位置づけの妖精が住む場所

**湖を囲むたくさんの小山の中で、ひときわ目をひくのが約三千年前のクレーターであるクーヴェルヒャットラ標高452m、ミーヴァトンからだと200メートルほどの高さになる
やっぱり見ているだけじゃなくて登ってみたくないですか?
リサーチしてみると、カルデラの北側からの道なら登りやすいとわかった

登り始めて十五分もすると三分の二ぐらいまできている

案外早く登れるものだ。リムに出るといきなり風がつよくなった。

全容はとてもカメラにおさまりきらない。パノラマ撮影で少しでもお伝えいたします。

リムをもう少し上る







ミーヴァトン湖が見渡せる


***駐車場からさらに歩きたい人はグリョウタギャウまでの1.6㎞三十分ほどをさらに行く

トレイルの目印をよく見ながら行くこと。こんな風にフェンスを乗り越えるばしょもある


●グリョウタギャウはシンクヴェトリルと同じく、北アメリカプレートとユーラシアプレートが引き別れて出来た台地の裂け目

この間に降りていくと温泉がわきだしている。かつてここに無法者が住んでいたそうだ。近縁の火山活動で水温は45度ほどになり、入浴は出来なくなった。


****昼食は農場のやっているレストランへ看板通りのうしちゃんが迎えてくれたこの牛舎がガラス越しに見えるところにこんな見晴らしの良いダイニングがつくられている
前菜は右から カワカマス、ラム肉のスモーク、モッツァレラとトマト

メインコースでおいしかったのはやはりラムのすね肉
うしちゃん、またねぇ

**昼食を15時半に終えたので、夕食は各自。
暗くなるのを待って、噴火がどんな風に見えるのか確認しに外へ出た。

おお~、なるほど、溶岩の火が雲を染めるのが確認できます。
地元の人は淡々としたもの、誰も騒がず誰も教えてくれませず。ここでは日常の事なのですね。
コメント
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