旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

ジョン万次郎が帰国した浜

2024-01-29 08:28:37 | 国内
ジョン万次郎は沖縄を選んで上陸した。
《手造の旅》沖縄、久高島へ行けなくなったことでその浜を訪れることができた。


※2012年の12月、万次郎が暮らしたフェアヘイブンを訪れた時のブログにリンクします
この2012年の旅を造る過程で、ジョン万次郎が帰国するためにいかに周到に準備したのかを知った。
漂流民が他国の船に助けられて外国に永住した例は少なくない。そういう墓がたくさん残されている。帰国したくてもできなかったのである。


ジョン万次郎の賞賛すべきところは、周到に準備して帰国を実現したところにある。
時代も味方した。
記念碑にサクラメントから贈られた石があったのはその表れ↓
↓この石は金鉱の石だ

サクラメントがカリフォルニア州の州都になったのは、ジョン万次郎も帰国費用を稼ぐためにやってきた「ゴールドラッシュ」のおかげ。ジョン万次郎もいわゆる「フォーティーナイナーズ」の一人だった。
※2016年6月にサクラメントを訪れた時のブログにリンクします

金採掘で帰国費用を稼ぎ、
ハワイに残されていた先輩漁師を迎えに行き、そのうち二人と共に帰国することを決めた。
問題は、江戸幕府が漂流民の帰国さえ拒否していること。
打ち払われてしまう。

唯一、薩摩藩が秘密裏に外国貿易をしている琉球なら可能性があると判断したのだった。

打ち払われず受け入れられ、幸い役所に連れていかれた一行。

こんな楽しそうな日々だったのかも(^^)/↑琉球での日々は詳しく言及されないことが多い。
鎖国の江戸時代にあって、琉球というのは特別な場所だった。
鹿児島、長崎、江戸ではお祭りに参加なんかできない。

高知県足摺岬近くの生まれ故郷中浜に帰ることができたのは約二年後。

銅像の万次郎が指さしていたのは故郷の方角だったのか
劇団四季がちょうどミュージカル仕立てにしている。

三月いっぱいまで全国公演中※劇団四季のHPにリンクします

コメント
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