Remains of The Accidents

アクシデンツなページ

【読了】 千年樹 荻原浩

2011年10月04日 | 読書

樹齢千年の樹のまわりで起こった人々の悲しい物語
生きるということに軽重はなく、生は生、死は死であり、それ以上でも
以下でもない
時は移り、悲しみの種類はかわれども「生きる」ということは大変な
ことだということを、死から生まれたこの樹は知っている

ただ、荻原浩の作品としてはいまひとつ「キレ」がなかったように思う
少々の衝撃をもって読み始めたのだが、最後のページを読み終えた
ときに何かしら物足りなさを感じてしまった


閑話休題

昨日のブログを見ていて、やはり「祭り」というのは色鮮やかな「ハレ」
の世界なのだなと感じた
法被の青、鉢巻の白に赤い「祭」の文字
少なくとも今生きている我々は「ハレ」の日を祝い
「生」に感謝している

気がつけばもう10月、今週からは秋の空になっている
駅前の書店ではもう来年のカレンダーを売り出している
最近、だんだんと終盤に向かってゆるやかに舵を切り始めているような
気がしている

毎日々々、たいしたこともせずにフラフラしてきただけの人生だけども
奥さんも子どもたちも、実家の母親も元気にしている
季節にかかわらず美味しいものを食べて、楽しく過ごしている

北半球の秋は「感謝」の季節でもある

そういえば、9月24日には3回目の「波止場釣り」に挑んできた
場所は、京浜運河の東扇島西公園
台風でずいぶん波を被ったようで、芝は枯れてゴミだらけになっていたけれど
いわしとサッパが大漁だった



以 上

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