続いてドライブ段の検討を行いました。
まずは現状把握から。
オリジナルでは12AU7(ECC82)のパラレル接続となっています。
こちらもぺるけさんの資料を参考にロードラインを引いてみました。
この資料によると、パラレル接続は単純に1つの真空管回路が並列に接続されていると考えれば良いと言う事。なるほど~。
と言う事は、この回路のプレート負荷抵抗は18kΩなので1回路当り36kΩ、カソード抵抗は15kΩなので1回路当り30kΩと言う事になります。
そして、カソード電圧Vk=78Vなので1回路当りIk=2.6mAとなります。電源電圧は400V。
これを元に1回路のロードラインを引くと以下の様になります。
初段上側のカソード電圧(66V)がドライブ段のグリッドに直結になっているので、バイアスは(66-78)V=-12Vとなります。プレート電圧は400-(36kx2.6mA)-78=228.4V≒230V。
ロードライン上の動作点と実測値は、ほぼ一致していました。
この動作点を見て思ったのは、「あれ~?」なんでこんな右側に有るのだろう。わざと?
これでは直線性が少し悪すぎるし、交流負荷線を描くと線がもっと立つ筈(?)なので、6C33Cを充分にドライブ出来ているのだろうか?
フル出力での波形観測をすれば判りますが、実施していません。
それに、ぺるけさんも書いていますが、パラレル接続の利点は、内部抵抗が半分になりドライブ能力が向上すると言う事ですが、静特性を見ると問題ないかも知れませんが、ダイナミックな動特性ではお互いが何か引っ張り合って干渉している様な気がします。聴感上でもその様に感じました。違和感が有りました。
以前に、パラレル・プッシュプルのパワーアンプを作成した時もその様に感じ、シングルプッシュプルに変更した事がありました。
そこで、パラレルでは無くシングルにして、ドライブ能力が有りそうな手持ちの球が無いかと、私の球ストックを探していましたら、適当な球が見つかりました。
以後、次回に続きます。