キット購入時(オリジナル)から今迄の主な変更点を纏めて記載します。
詳細内容については以前に都度投稿していますので、興味ある方はそちらを参照ください。
(設計的変更点)
設計変更後の回路図は以下です。
赤丸で囲んだ部分が設計的変更点です。
尚、各部電圧値はAC100Vの僅かな変動でも変化するので、概ねの値です。
①入力段電源のデカップ。L/R独立で設置。ブリーダー抵抗有り。
②ドライブ段電源にブリーダー抵抗追加。電源はL/R共用。独立させるスペースが有りませんでした。
③出力段のデカップ。L/R独立で設置。ブリーダー抵抗有り。
④出力管6C33C-Bのシングルヒーター化。
⑤初段SRPP回路の動作点変更。
⑥ドライブ段の球変更(12AU7→ECC99)。動作点の設定。パラレル接続を中止しコールド・スワップ接続。
⑦NFB量の調整。
⑧出力(OPT2次側)にゾベル回路を追加。
⑨出力段バイアス用マイナス電源に小容量電解コン追加(現時点未実施)
(配線、引き回し)
①全体的に見直しています。L/R chの送り配線、ループ等。
②出力段カソードグランド配線。L/R別々に大元の電解コンに接続する様にしました。
6C33Cのカソード電流は多いので、セパレーション改善、線材が音質に影響。
(部品変更)
①各段カソード・パスコン(電解コン)の容量とメーカー、型を変更しています。
②出力管6C33CとのカップリングコンデンサをWest Cap製PIOに変更。
(内部写真)
内部を眺めていると、元々のレイアウトが良くないのか、デカップリングの電解コンから球までの距離が遠く、配線がやたらとゴチャゴチャしています。短距離で配線するのが基本ですが、どうも簡単にはそうも出来なさそう。という事は配線材に気を使わなくてはなるまい。線径と材質が安定性と音質に影響。検討の余地がありそうです。
尚、この変更はあくまで個人的な趣味に依るもので、備忘録的に書き綴ったと言う事をお断りしておきます。
しかし、間違いの指摘やこうした方が良いという意見があれば、コメント欄からアドバイスを頂くと今後の糧になります。