My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

CDプレーヤの改造(クロック回路変更)

2011-07-23 23:17:49 | CDプレーヤー

以前から挑戦して見ようと思っていたCDプレーヤのクロックの改造を思い出したので、ついに改造に踏み切ることにした。成功事例もWeb上に沢山投稿されているので楽しみだ。

対象となるクロックは、16.9344MHz。CDの規格である44.1kHzの整数倍(16.9344M/44.1k=384)場合)である。

Low jitterのクロックモジュールを手に入れて、いざ改造。改造方法は以下の通りである。

今ついているクリスタルと22pF 2個を取り外す。今見えている銀色の部品がxtal。

今回、購入したクロックモジュールの写真。アメリカから取り寄せた。日本円で3,000円位。でも、多分アジア製を転売か。但し、電解コン(日本製、シルミックⅡなど)、74HCU04など、部品はまともなものを使ってある。入出力の端子は必要ないと思う。

取り外した後、IC(Decorder)のクロック入力(CRin)の端子へ、クロックモジュールの出力を接続。

このモジュールは電源も搭載している(入力電圧の推奨は6~12V)ので、電源を近くの約8Vの部分から供給する。

外部からクロックを供給する場合、この電源の安定性が重要だそうである。

取り付け後は、この様になった。基盤も結構大きい。

どきどきしながら電源ON。CDを読み込んだ。一応動作している様だ。一安心。そして音も出た。

さっそく、オシロで波形観測。元の波形を撮るのを忘れていたので比較が出来ないが綺麗である。周波数も正しい。

 

肝心のジッターは? ジッターの測定器がないので判らないが、波形を見ている限り良さそう。

この改造、回路図上は、この様になる。

改造後の試聴結果は、例えるなら、薄いカーテンが一枚なくなった感じですっきり、コンサート会場の後ろの席から前の席に移動した感じ、口の動きが見える様になった感じかな。言い過ぎかも?

  ・鮮明度/解像度が高くなった。細部まで再現。

  ・なぜか、低音が、より低いところまで再現するようになった。ぶよぶよではないぞ。

  ・伸びやか、余韻をしっかりと再現する。

結果、今までクロック改造した方々と、殆ど同じ結果となり成功である。これは改造の価値あり。

ただ、低音まで良く出るようになったのは何故か?揺れがなくなったため?

これも、エージングをすると更に良くなるであろう。


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