以前から挑戦して見ようと思っていたCDプレーヤのクロックの改造を思い出したので、ついに改造に踏み切ることにした。成功事例もWeb上に沢山投稿されているので楽しみだ。
対象となるクロックは、16.9344MHz。CDの規格である44.1kHzの整数倍(16.9344M/44.1k=384)場合)である。
Low jitterのクロックモジュールを手に入れて、いざ改造。改造方法は以下の通りである。
今ついているクリスタルと22pF 2個を取り外す。今見えている銀色の部品がxtal。
今回、購入したクロックモジュールの写真。アメリカから取り寄せた。日本円で3,000円位。でも、多分アジア製を転売か。但し、電解コン(日本製、シルミックⅡなど)、74HCU04など、部品はまともなものを使ってある。入出力の端子は必要ないと思う。
取り外した後、IC(Decorder)のクロック入力(CRin)の端子へ、クロックモジュールの出力を接続。
このモジュールは電源も搭載している(入力電圧の推奨は6~12V)ので、電源を近くの約8Vの部分から供給する。
外部からクロックを供給する場合、この電源の安定性が重要だそうである。
取り付け後は、この様になった。基盤も結構大きい。
どきどきしながら電源ON。CDを読み込んだ。一応動作している様だ。一安心。そして音も出た。
さっそく、オシロで波形観測。元の波形を撮るのを忘れていたので比較が出来ないが綺麗である。周波数も正しい。
肝心のジッターは? ジッターの測定器がないので判らないが、波形を見ている限り良さそう。
この改造、回路図上は、この様になる。
改造後の試聴結果は、例えるなら、薄いカーテンが一枚なくなった感じですっきり、コンサート会場の後ろの席から前の席に移動した感じ、口の動きが見える様になった感じかな。言い過ぎかも?
・鮮明度/解像度が高くなった。細部まで再現。
・なぜか、低音が、より低いところまで再現するようになった。ぶよぶよではないぞ。
・伸びやか、余韻をしっかりと再現する。
結果、今までクロック改造した方々と、殆ど同じ結果となり成功である。これは改造の価値あり。
ただ、低音まで良く出るようになったのは何故か?揺れがなくなったため?
これも、エージングをすると更に良くなるであろう。