久しぶりにCDプレーヤの中をちょっとだけ、いじった。
サンプルレートコンバータ(SRC4192)周りの電源ノイズをオシロで観察して気になった事と、MJのUSB用電源ノイズの除去で、格段に音質が向上したとの記事を参考に、この部分にちょっとだけ手をつけた。
SRC4192で、16bit/44.1kHzを24bit/192kHzにアップサンプリングしている。ON⇔OFFが選択できるが、私はいつもONのまま使っている。
改造したのは、5V系(SRC4192とは直接関係無いと思う)の電源平滑用電解コン47uFをニチコン(緑)から、OSコン33uFに交換し、余っていたAuricap0.1uF(黄色)をパラに挿入。それと、SRC4192の電源用OSコン(以前にニチコン緑から交換済み)に同じくAuricap0.1uFをパラに挿入。
オシロで電源波形を見たが、全く変化なし。実際に音を聴いても、あまり変化が感じられない。
まあ、折角交換したのだから、おまじない程度でそのままとした。
その後、聞いていたら、やっぱり音が何かおかしい。低音が出ないし、なんだか広がりもなく、迫力なく、安っぽい音。
傍で聞いていた奥さんも、音が悪くなった事に気がついた。
そこで、このAuricapを外し、元に戻したら、今まで通りの艶があって迫力のある音に。
どこにでも、性能の良い部品を追加すれば良いというものでは無さそうだ。適材適所がある。注意が必要だ。
もしかしたら、ここのブロックのノイズがこのCapを通して、全体のGNDに回り込んで、他のブロックにまで、影響を及ぼしたのかも知れない。
良い部品でも、使い方、場所を間違えると、良くなる筈が悪くなる。改良ではなく、改悪になってしまう。(教訓)
ただ、このAuricapは、カップリングに使うと、高域が明瞭になって広がりも出る。
実際に私はソリッド出力には、これをパラっている。
ついでに、CoaxialのDegital出力部分の電解コン(ニチコン緑)もOSコンに交換しておいた。
こちらは、聴いた感じは、ちょっと変化がありそう。鮮明度が良くなったかな?
取敢えずは、ここまで。
次は、成功例を良く見るマスタークロックの交換に挑もうと思うが、良さそうな16.9344MHzのクロックモジュールが見当たらないのと、苦手なデジタル部分なので、慎重に交換が必要。時間を掛けて改造したいと思う。